2011-01-01から1年間の記事一覧

松田選手

松田直樹選手が亡くなりました。信じられません。大きなショックです。まだ34歳、倒れてわずか2日。あの強靱な心と頑丈な体がそんなにも脆く崩れてしまうものなのでしょうか。ご家族の心中を察すると言葉がありません。 松田選手には、雑誌「ナンバー」の取…

オリンピック

なでしこジャバンがW杯に優勝し、次はロンドンオリンピックで金を、と騒がれています。しかし、前途は多難です。 予選は日本への敵意がむき出しの中国開催。ほぽ一日おきほどのハードスケジュールで難敵の北朝鮮、中国との対戦が最後二試合。苦戦は必至です…

クビ同然でも代わりのいない残酷さ

港北FCトップチーム3連敗。後半38分まで1-0でリード、試合内容は狙い通り。しかし、しかし、しかし、この三連戦で三たびコーナーキックから失点。そして42分、またまたプレゼントボールをして逆転を許しました。ここまで同じ事を繰り返すようでは、もう救い…

やはり考え、努力する人の勝ちだ

なでしこジャバン快挙です。私も日産FCのコーチ時代に女子チームを任された経験があり、妻が初代のヨミウリベレーザの選手だったという立場ですから、人ごとではありません。不遇の時代に女子選手たちがいかに苦労してプレー環境を確保していたかを熟知して…

ひどい試合&最低の主審

港北FCトップチーム、またやってしまいました。あっさりセットプレーで失点し、押せ押せで追い上げながら、相手のカウンターに、こちらのつまらないミスがものの見事に重なって2-3。連敗です。試合内容のひどさからすれば、監督の私、プロなら即刻クビですね…

付け焼き刃の馬脚

中国の新幹線(高速鉄道)が軒並み故障続きだとか。駅舎の手抜き工事も露呈して、表面だけ美しく近代化された施設の実態が明らかになり、さすがに自画自賛が常の国内メディアも「恥だ」と批判しているとか。 乗客からクレームを受けた女性乗務員が、泣きながら…

なでしこの躍進とプレーへの姿勢

なでしこジャパンやりましたね!!!今度はスウェーデンを撃破です。ドイツ戦の勝利で精神的にハイになった分、どれだけ集中できるか心配でしたが、杞憂でした。 遠い昔、1936年のベルリンオリンピック。男子日本代表(といっても当時は女子サッカーなど世界のど…

姿勢と評価

港北FCの下部組織の小学生が地元の大会に参加しています。そこに顔を出していつも思うこと。我がクラブには、もう思わず笑ってしまいたくなるくらい、どうしようもなく「運動神経の鈍い」子が各学年、何人かずつ在籍しています。 我がクラブでは、体の動きが…

女子ドイツ代表と港北FC

女子W杯で、なでしこジャパン、優勝候補の地元ドイツに素晴らしい勝利でした。粘り強い守備と最後まで諦めない集中力はお見事。決勝点の場面、澤選手のワンタッチのパスは見事でしたが、丸山選手の動き出しのは早さも抜群。 丸山選手はずっと控えでしたが、…

手柄だけ取ろうとするな

中国初の新幹線「和諧号」に関して、中国政府がさまざまな特許の申請を検討しているのだとか。すでに報道で知られているとは思いますが、和諧号に導入された技術の多くは日本を中心とした海外からの指導によるものです。 「確かに日本からは勉強させてもらい…

何に面白みを感じるか?

自分が指揮する成人チームの練習試合。リーグが一つ上の格上の相手に丁々発止のなかなか面白い試合でした。しかし一進一退の攻防が崩れ始めたのは交代選手を投入してから。新人選手の経験のために布陣を入れ替えると、試合はまたたくまに劣勢となり、次々に…

五輪予選vsクウェート

ホームで3-1の後、灼熱のアウェイで1-2、合計4-3で最終予選進出が決まりました。 全体的にはよい戦い方をしたと思います。ホームで痛恨の失点の原因をつくった選手が、今度は相手を慌てさせる貴重なアウェイゴールを挙げるあたり、なかなか見せてくれました…

参りましたよ

父宛の書類が受取人不在で返送されたとの役所からの連絡がありました。 「父は現在その住所には住んでいません。父も高齢になりましたので、父宛の書類は現在、全て、息子の私の所に転送される手続きをしてあります。ですから、その書類も私の方に転送して下…

あっけなく

節度を守ったナイター利用の再開について、色々と苦労していることは、お伝えしている通りです。しかし、それがこの度、あっさりと認められました。あれほど頑なにダメダメと言っていたのになぜ??? 色々と情報を拾ってみると、どうやら、知合いの市議会議…

井戸を掘る人、水を飲む人

震災以降、スポーツ施設のナイター利用が停止されていることは繰り返しお伝えしているとおりです。再開請願に対する役所の担当部署の対応が子供だまし以下のレベルであったこともお伝えしました。 もちろん、私たちは節電に協力する意志がある。だからこそ、…

なぜ多いコントロールミス

キリンカップでの日本代表は2試合とも0-0でした。慣れない3-4-3のフォーメーションを試行したということもありますが、それにしても大事なところでのミスか多すぎますよね。得点チャンスとして期待されるのがフリーキックだけというのも寂しい限りです。 岡…

日本人ですね~

キリンカップ第一戦、引き分けでした。新戦力と新フォーメーションのテストが試みられましたが、しっくりいきませんでしたね。 初招集の選手は「いかに迷惑をかけずにチームにとけ込むか」を考え過ぎ、常連の選手も「3-4-3だから」という意識の中で「うまく…

皆既日食

欧州チャンピオンズリーグ決勝、バルセロナのサッカーは見事でした。私も60年代後半からこの大会を見ていますが、攻守両面にわたってこれほど完成度の高いチームは見たことがありません。敗軍の将アレックス・ファーガソンも同様のコメントを発していました…

ウォーミングアップあれこれ

スタジアムで観戦する時に、もちろんゲームそのものが最も楽しみなのですが、各チームのウォーミングアップや試合中のコンディショニングのあれこれを見るのもなかなか面白いものです。 チーム戦術と同様、ウォーミングアップにも結構、流行り廃れがあるもの…

少年の指導

先日、とある少年サッカーの会合に出席しました。いくつか議題があった中、8人制の導入について議論されました。私は、「8人制は少年期の特性を考え、より多くのボールタッチを与えることで基礎技術の向上を推進しようとする日本サッカー協会の指針に基づい…

ナイター利用を巡る横浜市の対応

震災以来、市、県の施設でナイター照明を使ったスポーツ活動が中止されています。震災当初は被災地への配慮という心理的な要素も大きかったでしょう。しかし、復旧が進むと共に、それは節電の意義が中心になりました。 まだまだ被災地では大変な生活を強いら…

スポーツはよい子を育てるか

先日、NHK出版から連絡があり、拙著「スポーツはよい子を育てるか」が第8版に増刷されたとのことでした。 著者として大変、嬉しいことです。最初に原稿を書き、いくつかの出版社にかけあった時、「この内容では難しい」と何社かにお断りされました。その本が…

ウエストハム降格

先週末、マンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグ優勝を決めた陰で、名門ウエストハム・ユナイテッドが下部リーグへの降格が決まるという悲しい結末がありました(写真はウエストハムのホームスタジアム「アプトン・パーク」です) ウエストハムは数々の…

レジェンドを大切に

イングランドのフットボールを見ていていつも感心するのは、往年の名選手、いわゆるレジェンドをとても大切にするということ。自分のクラブに貢献してくれた元選手をいつまでも忘れず、功労者として記憶しています。 アーセナルvsマンUを実況した日も、スタ…

哲学の違いです

前回、「その差は何なんだ!!!」と問いかけましたが、答えはわかっているのです。人生というものに対する哲学の違いです。 日本の場合、仕事をして生活を成り立たせ、社会的役割を果たせば、後は後は食べて暮らせればいいという考え。余暇で遊ぶことや気晴ら…

この差は何んだ!!!

ロンドンから帰った翌日、ゴールデンウイークのまっただ中にチームの練習を行いましたが、私、何と1時間半の遅刻をしてしまいました。30年余の指導者生活ですが、記憶がある中で、これほど遅刻したことは初めてです。 道路が混むであろうことは十分予想をし…

マンU前進、アーセナル脱落

8日、アーセナルはストークシティに1-2で敗れ、僅かに残っていた逆転優勝の可能性がほぼ消滅しました。ストークはリーグでは10位と中位の成績ですが、来週のFAカップ決勝に駒を進めていることでメンタル面の充実が十分のチーム。諦めムード蔓延のアーセナル…

アーセナルvsマンチェスター・U

5月1日、アーセナルvsマンチェスターUの試合です。舞台はエミレイツスタジアム。6万人超の収容力を誇るスタジアム(日本で言えば埼玉スタジアムのレベル)を一つのクラブが専用保有しているのですからすごいですね。 前日、2位につけるチェルシーがスパーズを2…

チェルシーvsスパーズ

4月30日、首位マンチェスターUを追う2位チェルシーは、ホームスタジアムのスタンフォードブリッジにロンドンのライバル、スパーズを迎えました。チェルシーにとっては逆転優勝のために絶対に落とせない試合、一方のスパーズはリーグ4位以内に与えられる来期…

ロイヤルウエディング前日

ロンドン到着のその日、ロイヤルウエディングを翌日に控えた市内を散策しました。ロイヤルカップルが通る道路の周辺はさすがに祝賀ムードが一杯で ユニオンジャックが数多くはためいていましたが、バレードにかかわるエリア以外ではいたって落ち着いた様子で…