2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年スポーツ大賞

永井が勝手に制定した今年のスポーツ大賞の発表です(笑)。 サッカーはロシアW杯出場を決めたものの、国内組だけで組んだ試合はボロボロ。海外組を加えても本番で勝利どころか勝ち点が取れるかどうか危うい状態。バスケットボールは相変わらず世界との差は縮…

我が子さえよければ...

先日、港北FC中学生の部のセレクションを行いました。おかげさまで定員を上回る応募があり、不本意ながら合格、不合格の選別をさせていただきました。 今回からセレクション申込用紙に「合格した後に入部辞退の可能性があるか否か」を記入してもらうことにし…

勝てばいいのか

大相撲の騒動が世論を賑わせています。 日馬富士の暴行、引退はともかくとして、そのウラに見え隠れする貴乃花親方とモンゴル勢、特に白鵬との確執は、相撲とは何かを考える上でとても大切な課題を提供していると思います。 貴乃花親方の人生はそれこそガチ…

二十年一日のごとし

ブラジル1-3、ベルギー0-1。順当な結果。 二つともキックオフと同時にプレッシング。少し慌てる相手。でもまぁ慌ててはいるけど、決定的な形を作らせたりシュートを打たせたりはしない。「あれっ、意外とやるな日本。ちょっとめんどくさいな」という程度。だ…

検査の意味

少年の大会で試合前に毎回、奇妙な「検査」があります。 まず「爪の検査」。伸びていると危険という意味はわかります。しかし、「これだめだな、切ってきて」とNG出されるケースで、本当に「危ないな」と思うことは、まずありません。そんなんで怪我すること…

「今」は「明日」に続いているのに...

今しか見ない。次の試合に勝たせることしか考えていない。少年指導に蔓延している悪しき実態。 1・2年生10分ハーフ、3・4年生15分ハーフ、5・6年生20分ハーフ。大人の45分ハーフからしたら「立ち上がり」に含まれる短い時間。あっという間。だからガンガン押…

ハリルさん、その気持ちわかるよ

日本代表、いずれもW杯に出られないニュージーランドとハイチにバタバタした試合を続けました。あまりの内容に悪さに呆然とするハリル監督...その気持ち、わかります。 話は飛びますが、私の主宰する港北FC、少年の部は巧拙にかかわらず全員を公式戦に出場さ…

とにかく強いチームならどこどもいい?

民進党のゴタゴタを見て「今なら勝てる」と掟破りの解散選挙に打って出たアベちゃん。それこそ「とってつけたような」政策をしゃあしゃあと後付けで出してきました。 自分の首がつながれば何でもアリなのかよ...と呆れていたわけですが、おっとどっこい、民…

戦略思考..子ども、日本のスボーツマン、政治家...

初心者が大半の3年生。最初の大会は年下の2年生の助っ人の力を借りるような状態。4年生になった春の大会、まぐれと幸運も重なって数回勝ってしまった(笑)ために、秋の大会では分不相応(笑)の一部リーグに。大敗ばかりを覚悟していたら、意外な健闘(!!)。大会…

怖くなかったオーストラリアの“普通のサッカー”

日本代表W杯出場を決めました。 勝因は?と聞かれたら「オーストラリアが“普通のサッカー”をするようなったから」と答えます。パスをつないで上手に崩そうとするオーストラリアなんて、全然怖くないです。 彼らの怖さは、時代遅れではあるけれど、体格・体力…

好対照の2チーム....どっちも、いかがなものか...?

先日、とあるグラウンドで中学生の試合を観ました。計10点近く入ったのではないかという一方的な試合でした。 負けているチームの方は、ボール扱いが雑で、いとも簡単にファーストタッチで相手に奪われてしまいます。集中力も乏しく、いわゆる「動き出し」が…

勝利至上主義の果てに

先日、とある少年サッカーチームでコーチをしている人と話す機会がありました。彼は今、チーム内で針のむしろ状態だと嘆いていました。ある大会で、自分の受け持ちの子どもたち全員を試合に出場させたために、結果として大敗したのだといいます。 「子供たち…

礼!!!

「礼!!!」というかけ声とともに、子供たちが深々と頭を下げる場面、少年スポーツでよく見ますね、我が子にスポーツをさせる意味の一つに「礼儀を身につけさせる」という親もいます。 確かに子供たちはよく頭を下げます。まず入場する時に、グラウンドに礼。…

印象操作

70年代中盤に「皇帝」と呼ばれたドイツの名選手ベッケンバウアーは、冷静沈着なキャブテンシーで知られます。 しかし実際の彼は激情の人でした。激しく感情を爆発させてしまう本性ゆえに、ピッチでは「冷静沈着なキャプテン」を演じることに専念、自分の本性…

ヤンキー先生の情けない“なれの果て”が象徴すること

「上」が言うことには文句を言わず黙って従う。日本スポーツ界にはびこる悪しき慣習。 だから選手は「自分の考え」を持たず、持とうともせず、ただひたすら「言われたこと」だけを忠実にこなす。 その結果、まじめでよく言うことを聞くけれど、状況に合わせ…

ドーハの悲劇から24年、勝負弱さは全然変わってないです

W杯予選イラク戦、引き分けでした。 相手は内戦、テロ等で、代表チームの結成、強化も十分にはできないような国の代表。しかもすで予選敗退が決まっている。監督も替わって選手も入れ替わっている。そんな相手に対して、世界有数の経済大国でJ3までプロ組織…

皆さん、どう思いますか?

ずいぶん長くご無沙汰してしまいました。久しぶりに、ぜひ、考えていただきたいと思うことを書きます。 先日、Jリーグ千葉vs徳島戦で、徳島・馬渡選手がボールボーイを小突くような行動を取り、レッドカードを受け、謹慎等の処分を受けました。 判定、処分、…

なんか心配なんだよな~

日本代表、UAEとタイに連勝して上げ潮ムードです。一時のどん状態よりはかなり良くなってはいるのですが、手放しでは喜べません。 まずは所詮アジアレベルの話だと言うこと。ブラジルW杯ではアジア枠で出場した4チーム全てが1勝もできていなかったという現実…

始まりました、学習虐待!!の季節

例年、この時期になると「勉強、塾」でサッカーができなくなる子供がでてきます。「お受験」のためです。 親たちの言い分のパターンは例年、判で押したように決まっています。「土日に模擬試験があるのでスポーツとの両立はやはりどうしても難しい。子供とよ…

ぜひ、日本代表のスタッフにしたいね(笑)

日本のサッカー、一昔前と違って、技術も体力も戦術理解もある一定のレベルに達しました。あとはそれらの力をいつ、どこで、どのうように使いこなすか...という「試合運び」の問題。この部分、とても幼いわけです、日本の選手...。ブラジルW杯で3分間で逆点…

そんなに、つなぐことが大切ですか...!?

アルガルベ杯に出場していたなでしこジャパン、オランダに2-3で惜敗しました。 相手に退場者が出たとはいえ、0-2から追いついた点については大いに評価したいと思います。しかし、アディショナルタイムに入って、終了まで1分ほど、というタイミングでの失点…

サッカー文化の原点...これだよね!

先日、配信型サッカー放送DAZNでイングランドFAカップ、サットン・ユナイテッドvsアーセナルの試合を担当しました。 サットン...? 多分、相当詳しいイングランドサッカーファンだって聞いたことのないチーム名でしょう。イングランドのプロサッカーはプレミ…

追悼、岡野俊一郎さん

2日、岡野俊一郎さんがご逝去されました。 私の時代は高校受験の時も大学受験の時も、願書には必ず「尊敬する人物」を記入する欄がありましたが、その全てに私は岡野さんの名前を書いていました。それ以外の人物を書いたことはありません。 岡野さんがどれだ…

FAカップのアプセットに思う

新たに解説のお仕事をいただいている配信型放送「DAZN」でイングランド伝統のFAカップを担当しましたが、二試合続けて結果はアプセットとなりました。 28(土)はプレミアの強豪リバールが2部相当「チャンビオンシップリーグ」18位のウォルバーハンプトンにホ…

高校選手権、何とかならないですかね~

全国高校選手権を見るたび思うのですが、全国四千何百校だかの中から各県を代表して...と言いますが、そもそも今、「県」にこだわる必要あるんでしょうかね。 だって、県代表といったって、優勝した青森山田を筆頭に、地元出身者でチームを構成している学校…