日本人ですね~

 キリンカップ第一戦、引き分けでした。新戦力と新フォーメーションのテストが試みられましたが、しっくりいきませんでしたね。

 初招集の選手は「いかに迷惑をかけずにチームにとけ込むか」を考え過ぎ、常連の選手も「3-4-3だから」という意識の中で「うまくまとめよう」とする意識が強すぎました。その結果、皆があまりに「チームの中の自分」を考えすぎて、「相手との戦い」というスポーツゲームの本質を忘れていたようにも見えました。
 相手と競いながら、直感的に「今、何が必要か」を感じ取り実行することよりも、「それを今、ここで、自分がやっていいのかどうか」に神経質に迷う。まさに「ニッボン人」丸出しでしたね。まぁ、それで誰も重大なミスは確かに犯さず、負けもしなかった。「誰が悪い」と聞かれてもなかなか特定できない。皆が「オレじゃないよ」と醒めている。あ~あニッボン。

原発の事故処理で「何よりも注水」と判断し独断でそれを決行させたことが被害の拡大を防止したというのに、その人が「指示を仰がずに勝手にやった」と処分が検討される国です。北海道のトンネル事故で、「火災とは炎が確認できた時」というマニュアルにとらわれて、黒煙が立ち込めているのに「炎が見えなかったので」とドアを開けずに乗客を車内にとどめていた乗務員がいる国です。
煙がたちこめているということは、「どこかで火災に類することが起きているはず」とは考えられないのですよ。いつも言うのですすが、書いてあることをなぞるだけのアルバイトレベルの判断力。
 先日、某スポーセンターで練習した際、選手がソックスを忘れたので、職員に「忘れ物のソックスで、持ち主が長期間取りにこず、処分する予定になっているものがあれば貸してもらえませんか」と掛け合いました。段ボールには、すぐに捨てるまでになっている忘れ物のソックス、タオルなどが山積み。でも答えはノー。「万が一、持ち主が現れて「なんで人に貸した」と苦情を言われたら困るので」とのこと。
 ふ~ん。1年以上もたってから「すみません、1年前に忘れたソックスですけど」と取りにくる人がいるというのですか....そして「なんでオレの忘れ物を人に貸したのだ」と怒るというのですか...まぁ100%絶対にないとは言い切れませんけど.....!??。
 怖い、怖い、怖い。リスク怖い、怒られるの怖い。苦情言われるの怖い。そうですね。学校でもすぐに禁止、禁止、禁止。これじゃ思い切ってシュート打てませんよ。