2016-01-01から1年間の記事一覧

2016年スポーツ大賞

2016年はいろいろなアスリートが大活躍してくれました。 日米通算3000本安打を達成したイチロー選手、160kmを超える投球だけてなくバッティングでも好成績を残し日本一に貢献した大谷翔平選手、異次元の滑りで高得点をたたき出したフィギュア・羽生結弦選手…

昌子選手!!!よかったですね!!!

クラブW杯、鹿島アントラーズ大健闘でした(写真は当日、記者席から写した鹿島サポーターの見事な応援です。 2得点した柴崎選手もさることながら、ロナウド、ベンゼマ、モドリッチら超一級の選手たちと一対一の競り合いで一歩も引けを取らなかった昌子、植田…

ルールを逆手に取る...を考える

JリーグCSは鹿島の劇的な勝利で幕を閉じました。 このCSで気になったことが一つあります。第一戦、浦和の勝利を決めたPKです。興梠選手が倒されたことによるものですが、同選手は後ろから迫り来る鹿島DFの気配を感じ、それを狙っていた由、語っていました。…

本当はそれで十分なのにね....

指導を担当する小学3年生が地元の大会で大敗続きです。 幼稚園から叩き上げている他チームと違い、当方は3年生になって初めて勝ち負けで順位を競う大会に参加させます。特に今年の 3年生は春に入部し初めてサッカーを習うという子が多く、右も左も判らない状…

理想を追う果てに...

名古屋グランパスがJ1から降格しました。 サッカーバラエティ番組でボケキャラをやっていた小倉監督を担ぎ出し、J1生え抜きの監督を育てるとしたフロントの「理想」があり、また、全員が連動して攻撃サッカーを展開するという小倉監督自身の「理想」があった…

最新のスポーツビジネスのアイディア求む

東京五輪の経費削減問題に際し、競技場建設が見直されていることに対して、トップリーグ機構の川淵三郎さんが競技団体の代表として「新しい施設の建設は絶対に譲れない」という趣旨の発言をしました。 川淵さんの発言を待つまでもなく、直接の当事者であるボ…

財産の喪失

ラグビー・平尾誠二さんの訃報を聞いた時は、思わず「嘘だ!」と叫び、椅子から立ち上がってしまいました。 平尾さんとは、彼が主催する団体に私が講演で呼ばれた縁で知り合いました。お互いに日本のスポーツについて感じている部分がピッタリ一致し、あっと…

ミンナ...の怖さ

東京五輪、耳を疑う話が次々に出てきます。費用が3兆円???何十億円っていう建設費用の見積もりがゴーサインもらったら一千何百億円???ダチョウ倶楽部じゃないけど「聞いてないよ!!!」っていうこと次々。 小池都知事、奮闘してますね。当然のことながら「話が…

久保君...本当に逸材なのか...?

バルサの下部組織に鳴り物入りで加入、その後「大人の事情」(笑)で帰国しFC東京に所属した久保君。今、メディアが大騒ぎしています。 何でも、15歳なのにトップチームに登録し、Jリーグに最年少デビューする予定だとか。先日、アジアの大会で2得点したのだと…

あまり明るい材料がないなぁ

タイ戦、嫌な予感と予想しましたが、とりあえず外れて良かったです。ネガティブ予想してすみませんでした。結果第一ですからアウェイで勝ち点3は文句なしなのですが、しかし...何だかモヤモヤしますねあの内容。 二十何本もシュート打って2点。高温多湿、雨…

タイ戦もいやな予感

日本代表UAEにホームで敗れました。 最初からいやな予感がしていました。TV朝日が今、盛んに流している過去のW杯アジア最終予選のプレイバックにある98年フランス大会予選。1勝1敗2分けで解任された加茂周監督に代わり、岡田武史コーチが昇格。就任直後のア…

ルールの精神と日本サッカーのアタマの堅さ

大阪学院大付属高校が大会の開会式に参加しなかったことで棄権扱いになり、全国大会への道を閉ざされたそうです。 同校は150人近い部員を抱えながら、各校最低7人出席が「義務」の式に誰も行かず、大会本部から確認の電話を受けて慌てて選手を送ったものの「…

日本の「お家芸」の踏襲

リオ五輪のサッカー、グループリーグで敗退しました。 多分、「コロンビアと引き分け、スウェーデンを下したことは立派」「進歩が見えた」「収穫があった』「あと一歩、悔やまれるナイジェリア戦」みたいな評価が飛び交うことでしょう。 しかし、全体の印象…

弱者排除の声とスポーツの勝利至上主義

五輪報道で下火になってしまった相模原の事件報道ですが、どうしても忘れてはいけないことがあるので、敢えて今、もう一度、振り返ります。 私が「忘れてはいけない」と強調したいのは、容疑者が障害者を「世の中の役に立たないから死んだ方がいい」と考えた…

規定に忠実!?

相模原で起きた狂気の犯行の容疑者の取り調べが続いています。彼が以前、精神疾患の状況を確認するために入院した際、大麻の反応が出たとのこと。しかし、現在の法律では大麻の「所持」は犯行になっても「使用」には法的拘束力がないため、相模原市はその件…

あ~あ、親は泣いてるぜ、きっと...

またまた審判講習会での一コマ。 私の隣に座った高校生、着席するやいなや、スマホを取り出し夢中になってゲームをしています。そのまま講習中にもゲームを続けたなら、私も黙ってはいませんでしたが(笑)、講義がはじまるときちんと止めてスマホはかばんの中…

ねぇ小学生、空気を読んでよ???

サッカー審判講習会で見た面白い???場面をもう一つ、紹介しましょう。 私の前に座ったのは小学生の男の子。狭い席の上にリュックやら何やら持ち物をたくさんのせて、自分は座面に向かって(本来とは反対向きの体制で)しゃがんで片付けをしています。 その隣に…

ゲームを裁く資格なんですが...

サッカー審判の講習会でのこと。その日の講習は少年たちも受講できるとあって、大勢の中高生の間に小学生もちらほら。 私の隣に座ったのは小学生とおぼしきカワイイ女の子。講習に先立って各自が書類に必要事項を記入する際、スマホを取り出してママと通話し…

ああ...コミュニケーション能力...(泣)

成人チームの試合前のウォーミングアップ。ピッチ周辺にあるわずかな空きスペースを確保して選手たちがジョギング、ストレッチングしていると、遅れてやってきた対戦相手の選手たちがこちらの顔色を伺うようにしながら同じスペース周辺にウロウロ。黙って見…

泣かせちゃったね、3年生

「お父さんや母さんを感動させよう」というテーマで大会に臨んだ3年生、ついにやってくれました。最終日の最終戦で2-1の勝利!!!この望外の結果には指揮をしている私自身もびっくり(笑)。 試合前「点を決められてもがっかりせずに、最後まで全力で頑張るんだ…

感動したよ3年生!!

再び前回、紹介した3年生の話。大会二日目の試合に身内の不幸があってやむなく欠席になった子がいました。伝え聞いたところでは、その子は親御さんに「休みたくない」と泣いて訴えたとか...。 まだ入部したばかりで、正しくボールを蹴ることすらままならない…

亀の歩み..しかし着実に

私の主宰するサッカークラブでは公式戦の参加は3年生からです。 他のほとんどのクラブが1年生から本格的なチームづくりをしている中、2年遅れでのスタートは圧倒的に大きなハンディキャッブになります。案の定、毎年のことなのですが、大会初日は大敗してし…

同じシーンの繰り返し

前回、女子バレーとサッカー五輪代表のことを取り挙げ、両者とも決定機に決め切れないことを嘆きました。まったくで同じことの繰り返しが男子バレーとサッカーA代表でも見られました。 男子バレーのリオ五輪予選、せっかく流れをつかみかけても何度サーブミ…

ああ「決め切れない」ニッポン

トゥーロン国際大会でU-23代表が散々な結果になっています。しばらく前に五輪アジア予選を突破した時「インターナショナルレベルではわからない」とこの欄で指摘しましたが、やはり心配したとおりでした。一クラス下のチームを送った相手にも勝てないのです…

ああ、バカ父、アホ母

とある一日。緑豊かな公園を父の車椅子を押しながら散策していると、子どもの泣き声が...。見ると4~5歳の女の子。母親と自転車の練習をしている様子。「怖い」「できない」と泣いています。 まだ幼いのだから自転車なんか乗れなくてもいいのに...と思ったの…

レスター優勝から考えること

レスター優勝しました!!! オッズ5000倍だったといいますから「そもそもあり得ない」というレベルの話。現地コメンテーターの多くも「サッカー界の」奇跡、という表現ではなく「スポーツの」奇跡という表現を使っています。どんなスポーツでもこんなこと前代…

お受験ママ聞きましたか!?ムヒカさんのメッセージ

私が尊敬する人物の一人、ムヒカ・元ウルグァイ大統領が来日し、数々の素晴らしいメッセージを残してくれました。 「あなたが何かモノを手に入れたとき、それは、それを手に入れるために失った時間の代償なのです」 より多くの物質や金銭を多く手にしようと…

アスリート不祥事の紺本的な原因

バドミントンのトップ選手二名が違法な賭博の常習者だったことが発覚、世界ランク2位の桃田選手の五輪出場が見送られる見通しになりました。 野球の件も含めて、トップアスリートが社会の顰蹙を買うような事案が出るたびに、彼らの社会性の欠如が取り沙汰さ…

クライフ氏逝去に思う

かねてから健康状態が優れないと聞いてはいましたが、68歳の若さでこの世を去ってしまうとは思いませんでした。現役時代のプレーがいくらフライングダッチマンと称されるほどスピーディーであったとはいえ、天国へ駆け上がるスピードはもっとゆっくりでもよ…

進学の季節に思うこと...

卒業、進学のシーズンです。スポーツと勉強との両立を考える時期でもあります。 スポーツなどやる暇があれば模試や特訓教室に参加すべき。そうでなければ受験戦争に勝ち残れず、勝ち残らねば将来の「良い生活」が保証されない...とせき立てる親たちに押さえ…