参りましたよ

 父宛の書類が受取人不在で返送されたとの役所からの連絡がありました。
「父は現在その住所には住んでいません。父も高齢になりましたので、父宛の書類は現在、全て、息子の私の所に転送される手続きをしてあります。ですから、その書類も私の方に転送して下さい」と対応しました。
 「ご事情は、わかりました。それではもう一度、同じ所に送ってみて、それでもこちらに再び戻ってきましたら、息子さんの方に転送します」と職員。
 「ちょっと、ちょっと、それおかしいでしょう。いずれにせよ、最終的には私が受け取る手続きになっているのだから、最初から私の方に転送して下さいよ」
 「いや、念のためもう一度、送っておきます」
 「待ってよ、念のためと言ったって、それは必ず役所に戻されることはわかっているじゃないでいすか。無駄でしょ、そんなこと」
 「でも、一応」
 「なんでそんな無駄なことするの?」
 「一応、やらせてください」
 ああそう。そんなにやりたいならやれば~。折れましたよ(泣)、お役所の職員の粘り腰の前に。ああ、こんな仕事の進め方していて「忙しい」なんて言ってるのだろうな~。給料を払う価値あるんですか、こんな能なし君に。