ロンドンから帰った翌日、ゴールデンウイークのまっただ中にチームの練習を行いましたが、私、何と1時間半の遅刻をしてしまいました。30年余の指導者生活ですが、記憶がある中で、これほど遅刻したことは初めてです。
道路が混むであろうことは十分予想をしていましたので、通常より30分はやく家を出発。しかし1時間半の遅刻。私は練習開始30分前に現場到着として時間を見積もっていますので、実質2時間半、余計にかかったということです。クレイジー!!!
原因は、自宅から15分ほどのところにある「子どもの国」。自然を生かした広大な公園で、家族連れには素晴らしい施設。そこに県の内外から人が殺到するので、周辺道路がマヒ状態になります。そこに巻き込まれてしまったのです。
そこを1時間以上かけて抜け出したと思ったら、今度は練習会場の長坂谷公園付近も大渋滞。そこは動物園ズーラシアに続く道でもあり、もう道路というより長~い駐車場状態。ようやく練習開始1時間遅れで到着したと思ったら、今度は駐車場が満杯。入るのに30分待ち。もうあきれて腹も立たない。
何もかも、公園、スポーツ施設などが極端に貧弱であることの弊害です。数えるほどしかない場所に大勢の人が殺到する。運動施設も、野球の人、サッカーの人がひしめいて、2時間交代であくせくと汗をながす。ウォームアップの時間も場所もないから、シートを広げてのんびりしている人の横でキャッチボールやパス練習をしなければならない。私たちの後にサッカー場を使う人たちは、結局、渋滞と駐車場待ちで会場にたどり着けない人ばかりで試合ができないと嘆いていました。何十倍もの競争率をかいくぐって抽選で当たったというのに......。
ロンドンを立つ日、現地もロイヤルウエディングで4連休、しかも珍しく晴天続き。それでもロンドン市内ではバッキンガム宮殿に向かう騎馬兵たちがのんびりと道の真ん中を通っても渋滞すらおきません。少し中心部を外れればサッカー場、テニスコートはいたるところにあって、晴天の連休中でもガラガラ。そうなんです、そんなものた~くさんあるから、争って場所を確保する必要がないんですよね。同じ連休でも2時間半、余計に渋滞させらる横浜と騎馬兵がのんびり走っているロンドン。スポーツ施設を2時間枠であくせく交代する横浜と連休でもガラガラのロンドン。この差は何なんだ~!
