「意味」を理解できる人間になれるか?

徳間書店から「子どもがスポーツをするときにこれだけは知っておきたい10の本質」を上梓します。 拙著「スポーツは良い子を育てるか」「賢いスポーツ少年を育てる」で訴え続けてきた「少年時代にスポーツする意味」を再確認しつつ、公的組織の管理強化、SNS…

子どもは盆栽ではない

先日、サッカークラブのある保護者から「どうして今の子は負けても悔しいと思わないんでしょうね?」と言われました。試合に負けても何もなかったように淡々としている子が多いと。 「それは多分、何もかにも親が先回りして与える生活が当たり前になっている…

ラグビーの方がずっと面白い

U-23日本代表の試合、悲惨でしたね。 ポゼッション率は高い、基本的にボールは支配している、相手の厳しいプレスをかいくぐってパスがつなげている、そして、攻撃的な位置でサイドに起点がつくれている。「さぁ、ここからどうする...」というところで、少し…

スポーツの「知の戦い」

もう正月になってしましたしたが、私が独断で選ぶ2019年のスポーツ大賞を発表します。 それは北野嘉一選手です!!!。 ....???えっ、それ誰? ラグビー日本代表やゴルフのシブ子さんじゃないの? ボクシングの井上直弥だってものすごいことしたよ...それよりもす…

ファミレスにて

夕飯時、ファミレスで食事をしていると、ドヤドヤ(という感じ)で入店してきた親子4人連れ。 両親とも多分30代前半。子どもは上が1~2年生くらいの女の子。下は幼稚園児と思われる男の子。 男の子だけ脱兎のごとく走って着席。間髪を入れず注文のチャイムをピ…

暴力監督とバカ親

大分県で少女バレーの指導者が子どもに暴力を振るった事件がおきました。まず、いまだにこんな前近代的なバカ指導者がいることに驚くのですが、その後、報道で明らかになったことにはもっと驚かされました。 一つ目は、その暴力指導者の職業が学校の教頭とい…

揃いも揃って思考停止

横浜市内の人工芝のサッカー場。 17:00~19:00の枠で社会人サッカーの公式戦をするための準備をしていると、前の15:00~17:00の枠を使っていた人たちが早々に引き上げてきます。どうやシニア世代の人たちのようで、時間枠の終了ギリギリまで試合をする元気がな…

祭りの後

ラグビー日本代表の活躍は低迷していたラグビー人気を再浮上させることに大きく寄与しました。ラグビー教室に通う子どもたちが増えているそうです。多種多様なスポーツが楽しまれるようになることは、大変すばらしいことです。 ただ、ラグビー界のこの先を思…

教師の質低下は、社会全体の倫理観低下の象徴?

小学校の教師が同僚教師に暴言を吐き、恐喝し、暴行し、傷害を負わていた事件が報道されています。 普段、子供たちに「イジメはダメ」「暴力は絶対にダメ」と指導している教師が、なんとその絶対的禁止事項を自ら実践していたというのですから、開いた口がふ…

国籍?出身地?所属?...学生スポーツだってしょせんは傭兵部隊どうしの戦い

ラグビー日本代表、驚きました。失礼ながらまさか勝つとは思っていませんでした。巨漢をそろえるFWの平均体重、ほとんどアイルランドと同じだったそうですね。そういう選手を揃えられるようになったのですね、日本も。 ラグビー界にはラグビー界の慣習があり…

一過性ではなく

まったく盛り上がっていないラグビーW杯...大丈夫なんでしょうか? ラグビー界には個人的な知り合いもいて、皆、一様にいい人たちばかり。私たちのサッカーと同じ「フットボール」として、応援したい気持ちは山々なのですが...。 しかし、100名ほどのサッカー…

生産性が大事というなら...

先日、あるTV番組で「3度の食事は全て栄養素が計算されたパウターを水に溶かして飲むだけで15秒間で終える」とい若者が出演していました。 「どうせ最後は便になって排泄するのだから、何を食べても同じ。調理から片付けまで多くの時間をかけることは非生産…

本当に楽しいの?

それ、本当に楽しいの? ....と疑問に思うことがあります。 野球の甲子園大会、サッカーの全国大会などの出場校で、50名とか100名とかの部員の中で3年間、一試合も出場機会のない部員たち。野球部、サッカー部に入部したはずなのに、伸び盛りの青春時代を、野…

メサイアコンプレックス?

公営グラウンドで、自分たちの使用時間になったので入場し、設営の準備をしていると、選手たち(成人)がグラウンドの入口付近で誰かに何かを言われています。そのうち一人の選手が困惑した様子で私を呼び戻しました。 行くと、選手たちの前で一人の男性が興奮…

真理を説くこととパワハラの間

Jリーグ湘南の監督の言動、行動がパワハラではないかと問題視されています。激しい叱責、叱咤の度が過ぎて、一部の選手、スタッフが心理的な不調をきたすほどになっていると報道されています。 身体的な暴力は論外として、スポーツ指導における言葉の激しさ…

理解力こそがAIに負けない力だ

私がサッカーコーチを始めた約40年前に比べて、最近の子供たちは、とても聞き分けが良く、真面目だと感じます。ふざけたりせずに教えたことを指示内容を守って一生懸命やろうとする。 しかしその一方で、直接、指示していない応用的なこと、自分で創意工夫す…

自分も移民でしょ

トランプ大統領が、アメリカではない国にルーツを持つ議員の批判的な姿勢に腹を立て、「アメリカが気にくわないなら、アメリカを出て行って自分の国に戻ってうんぬん...」という、子どもの口喧嘩みたいな低次元のコメントを出したとか。 あのおじいさん、ア…

アジア枠ではなく実力で...

久保がレアルヘ、阿部がバルサへ。一昔前の日本サッカー界では想像だにできなかったことが現実になっています。この若い二人の「可能性」がとても大きな事は認めた上で、視点を変えて考えねばならないことがあります。 今や欧州サッカービッグクラブの経営は…

あの国と同じ?

先日、TVでタレント女性議員がアベソーリを褒め称え、現役時代のツッパリ役の口調そのままに野党をこきおろして「恥を知れ」と居丈高に放言しているシーンを見て、あれ?これどこかで見たことあるな~と思いました。 なんだっけーとしばし考えていると、ああそ…

何のために学ぶのか?

とある学習塾の生徒に「君、何のために勉強しているの?」と聞いてみました。「う~ん...」と少し考えた後、「知識をつけるため」という答えが帰ってきました。「では知識は何のためにつけるの?」と聞くと、再び「う~ん」と考えます。これまでそんなこと考えた…

いいよ、戦って奪い返して来いよ(怒)

北方領土を戦争して取り返せと言った議員。いいじゃないですか。行かせてあげましょうよ。誰も止めはしませんから。皆で揃って日の丸振ってバンザイして送り出してあげますよ。行ってきなさいよ。鉄砲撃ちまくって、突撃して、戦ってきてくださいな。仰せの…

人生の選択の自由度64位、寛容度92位

少し前に、国連の関連団体が世界150の国、地域を対象にした「世界幸福度報告」を発表しました。日本は58位とのことです。 さまざなま要素をもとに分析した結果ですが、日本は「健康寿命」2位、「一人あたりのGDP」24位などで健闘したものの、「人生の選択の…

「あかつき」のプロジェクトから思う計算の力

私のサッカーの教え子たちの中に、算数の計算が速くできる訓練をする学習産業の顧客になっている子どもが過去、現在ともにいます。 私はかねがね、数式の計算のスピードが早くなることがそんなに大切なことなのか、子ども時代に必要な他の時間を削って、安く…

本末転倒

受け持ちのサッカークラブ小学生の市大会が始まります。 初戦は新学年になってわずか2週間でやってきます。新しく学年担当になって、まだ子どもたち一人一人の顔と名前が完全に覚えられていない中での采配になります。 なんでこんな新学期早々に大会をやらね…

子どもに個人コーチする前に...

ブログの管理者から「そろそろ記事を更新してはいかがですか?」というお誘いをいただくほどご無沙汰してしまいました。すみません。ちょうど書きたいネタに遭遇したところでした。 小学生の練習試合。グラウンド横の駐車場の前で子どもたちを待っていると、…

それってあの国と同じ?

知人の子どもが今春、入学するという小学校の話を聞いてびっくりしました。 まず登校したら、校庭を横切るように歩いてはならず、決められたルートを通って教室に入るのだとか。筆箱に入れる鉛筆の濃さはこれこれで、本数は何本、赤鉛筆の数は何本。ただし赤…

フジア杯と日本人の課題

随分、ご無沙汰してしまいました。アジアカップの評論をしてほしいという話をあちこちでされるので、遅まきながら。 まず、森保監督になってから、ハリルホジッチが残したプラスの遺産、すなわちタテに勝負する意識が定着して、以前のように「どうしてここで…

ビデオ判定って法解釈の厳密さを誇示するツール?

サッカー・アジア杯の日本vsベトナムでビデオ判定が試合を決めました。 日本の決勝点は堂安選手が倒されたことによるPK。流れの中ではプレーオンでしたが、後にビデオで確認され「やっばりPKでした」という判定。日本の先制ゴールと思われた吉田選手のヘディ…

カネで買ったという意味では同じ事

東京五輪招致に賄賂が使われたとの疑惑が持ち上がっています。 五輪招致は世界各国のIOC委員の投票で決定されます。委員たちが候補地の施設、交通、宿泊施設、セキュリティーなどを精査して決める、というのはあくまで表向きの話。現実は「東京に投票してあ…

仲間がいたからこそ

レスリングの吉田沙保里さんが引退会見で「一番、印象に残っているのは決勝で敗れたリオ五輪の銀メダル」と語っていました。 数え切れないほど世界一になっている人が、負けた時の銀メダルが最も印象的だった理由は「負けた人の気持ちとはこういうものなのだ…