2018-01-01から1年間の記事一覧

「子どもと話し合いの結果」はジミントーの強行採決と似たり寄ったり

忙しさにかまけて一ヶ月以上、ご無沙汰してしまいました。いろいろとお伝えしたいことはたまっている(笑)のですが、まずはこの話題から。 いつのころからか「親子でじっくり話し合った結果」というフレーズをよく聞かされるようになりました。クラブからの退…

不寛容社会とニッボンサッカーの弱点

サッカーの試合でグラウンドを利用する際、次の時間に使用するチーム責任者がグラウンド使用中のチーム責任者にお願いをして、「利用中のチームに迷惑をかけない」という“常識的共通理解”のもと、グラウンドの隅でウォーミングアップさせてもらうことが慣行…

自己責任

シリアで拘束されていた安田純平さんが救出されたことで「自己責任論」が取り沙汰されているようです。この手の事件が起きると必ず持ち上がる話です。 自分で好き勝手に危険地域に入って行って過激派に拘束されたのだから、政府の世話になって国費で救出され…

インスペクター?あるいはただの身の程知らず?

社会人の試合では時々、審判インスペクターという人が来ます。審判の育成を担当するインストラクター資格を持つ人で、審判団が適切な判定をしているかどうか視察し、試合後、審判団と判定を振り返りながら審判技術の向上に努めます。 インスペクターが見てい…

やっばりね

先日、旧知の横浜サッカー協会幹部と、こんな話をしました。 永井「ある試合会場でね、ある人にとても親切にされたんだ。その人は責任者として要項に名前が載っている人ではないし、名乗ることもがなかったので最後まで誰かはわからなかったんだけどね、とに…

指図する、という快感...

サッカーの試合で、やたらと笛を吹く主審がいます。そういう主審の笛は大抵、フゥウルスロー、スローインのポイント違い、FKのボイントの違い、つまり、素人目にも判りやすいが、どちらかと言えば試合の展開上どうでもよい部類のことに対してビッビと吹かれ…

スポーツの世界だけで通じる...ではもうダメ

出るわ、出るわ、スポーツ界のパワハラ。もう今や日本のスポーツ組織って、どこもかしこも悪の巣窟みたいな印象になってますね。 「相手を潰してこい」つまり「ケガをさせて本番に出場できないようにしてこい」と命令した日大アメフトの内田元監督。殴る、蹴…

「ニホンらしさ」という枕詞

日本代表の監督に森保一氏が就任しました。会見では「世代交代」と「日本人らしいサッカーの推進」という豊富が語られました。ロシア大会でビンチヒッターを努めた西野氏も、強調していたのは「日本人らしいサッカー」。この二人の監督に限らず、まぁ日本の…

カウンターは日本サッカーの将来につながらない?

フランスの優勝でW杯が幕を閉じました。W杯で示された戦術トレンドはその後の4年間、世界中のサッカーに影響を与えます。 かつてスペインが世界のサッカーの主役だったころ、とにかく細かくパスをつなぐことにこだわるチーム、選手がやたらと増えました。バ…

ケイン!!!イングランドの魂

94年アメリカ大会、優秀候補の一角だったコロンビアは、アメリカにまさかの敗戦、大会から姿を消します。敗戦の原因となったオウンゴールの当事者であるエスコバル選手は帰国後、自国勝利の賭けに大敗した裏組織の人間に射殺されてしまいます。 ロシアW杯、…

ワンステージ上の「ドーハの悲劇」

ベルギーに2-3の惜敗。 相手をしっかりと分析し、どのように戦うかの対策ができていました。グルーブリーグ最終戦での戦略的な選手起用で主力に休養を与えたため、コンディションは上々で、選手はよく走り、よく当たり、よく戦いました。 彼我の差を恐れて最…

W杯、色々と考えさせられますね

アルゼンチン、敗退しました。メッシ、封じられました。一昔前みたいにガッツリとマンマークをつけるのではなく、メッシにボールが渡りそうになったら、あるいはメッシがボールを持ったらどうしよう、という共通理解がフランスでは徹底されていましたね。 ア…

誇らしくない結果

日本代表、決勝トーナメント進出を果たしました。イエローカートが2枚少なかったから、というだけの差でグループ2位と3位が分れました。 1勝1分け1敗。1勝は開始直後に10人になった相手から挙げたもの。しかも「勝ちか引き分けで自力突破」という最終戦でグ…

勝負は本当にわかりませんね

頑張りましたね。セネガルに2-2-の引き分け。1-2とされた時は、ネガティブ予想の1-3が実現してしまうのではないかと、ヒヤヒヤしましたが、よく追いつきました。 「フィジカルでは絶対にかなわないから」という呪文のように繰り返されてきた大前提。確かにヨ…

プレイパック・アトランタ

コロンビアに2-1の勝利、驚きました。0-2の敗戦予想、見事に外れました。 試合の「入り方」が全てを決めましたね。 開始直後、快速グアドラドにボールが渡った時、グッとタテに強引に走られて「こいつ、やっばりヤバイ」ってビビらされるのかな、と思ったら…

強国を苦しめたリアリズム

W杯の試合、面白いですね。日本代表のグダグダしたパス見ていると眠くなっちゃうんですけど、W杯はあっという間に時間がたっちゃう。日本代表みたいに「とりあえず隣に預けておく」的な無責任なパスがなくて、一つひとつのプレーに意味が読み取れるから面白…

ポルトガルvsスペインを観戦して、毎度のことながら「やっばりストライカーだな」と思うわけです。 ハットトリックしたC・ ロナウド、難しい体勢の時には絶対に無理しない。ゴールが遠いときには素直に、簡単に、味方にバスする。だけど、1点目のようにゴー…

W杯予測-1

さてさて、おなじみの日本代表W杯予想。まずは初戦のコロンビア戦。 大会直前にやっとバラグァイの二軍に勝って「行ける感」出てきた日本、乾、香川のコンビネーションに期待してまぁまぁ頑張ることでしょう。だけど、何十年来続く「お家芸」である決定力不…

アップ中のボール使用禁止に関して

またまた審判の話。 日曜の夜19:00~の試合。どしゃぶりの豪雨と強風。試合前のウォーミングアップに許可されたのは、ピッチを囲む陸上トラックのさらに外側のスペース。まぁ貧弱な日本のスポーツ施設では毎週のようによくある話、コンリートみたいな固いサー…

ルールの精神とは?

審判の不可解なジャッジ。毎年のことながら、今年度も早々にありました。 まず小学4年生の試合。GKがバントキックした際、エリア外までボールを手で保持したとして、ハンドの反則、直接FKを決められてしまいました。 実際は、手からボールが離れたのはエリア…

JFAのアリバイづくり

ハリルホジッチ監督が解任され、いくつかの問題が浮き彫りになりました。1.コミュケーション、信頼関係に関して 監督と選手の間に良好なコミュニケーションと信頼関係が乏しくなったとのことです。ではトルシエの時はどうだったんですか?選手の胸ぐらをつか…

いつもの繰り返し

サッカー日本代表、マリ戦でさえないバフォーマンスでした。辛口批評家と言われる人たちに格好のエサをまいた形(笑)。予想通りSジオさんが「すぐに監督解任を」と息巻いていました。W杯直前の監督解任コール、W杯ごとの恒例行事みたいになってきましたね。 …

何がパワハラ?!

レスリング栄監督のバワハラ問題を受けて、所属先の至学館大学の学長さんが会見を開き、怒りの感情をぶちまけました。栄監督には練習場所を仕切るほどのチカラはない、その程度の男。伊調さんは選手なんですか? などなど、報道陣を隅々までを睥睨しながら「…

オレが育てた?

ドーピングによるロシアの出場停止、極寒の式典会場、強風の競技会場、転倒者続出の競技者、観客輸送バスの不手際、ガラガラの席を埋める動員チケットの観客、欧米テレビにへつらった早朝・深夜の競技時間、そして、あからさまな北朝鮮の政治利用...どう考え…

命を張って...と?

憲法改正が自分の使命だと言うアベちゃん。先日の国会で9条に関してこんなこと言ってました。 -----自衛隊は違憲だと主張する有力な政党も存在する。自衛隊員に「君たちは憲法違反かもしれないが、命を張ってくれ」と言うのは無責任だ。---- あーそうですか…

スポーツは純粋にスポーツ?

安倍首相が平昌冬季五輪に出席するのか否か、自民党内でも意見が分かれているとか。韓国が従軍慰安婦の日韓協定をちゃぶ台返ししてきたことに対して、不満の意思を示すためだとか。 周囲では「スポーツはスポーツ、政治は政治」と割り切って、との助言もある…

フェアプレー

天皇杯決勝、Fマリノス・マルティノスの態度、最悪でしたね。「醜悪」そのもの。 少し強く当たられるとすぐにキレる。そしてずーっと文句を言ってる。相手の厳しいプレーでボールを奪われると、ファウルを取らない審判にくってかかる。しかも一時的に激高す…