泣かせちゃったね、3年生

 「お父さんや母さんを感動させよう」というテーマで大会に臨んだ3年生、ついにやってくれました。最終日の最終戦で2-1の勝利!!!この望外の結果には指揮をしている私自身もびっくり(笑)。
 試合前「点を決められてもがっかりせずに、最後まで全力で頑張るんだよ...」と言い聞かせて送り出したのですが、先に点を取ってリードしまう想定外の展開(笑)に、ヘボコーチは戸惑うばかり。
 あれれ、どうしよう? いや、ちょっと待て、勝っているのだから「どうしよう?」はないだろう、などと自問自答(笑)しているうちに前半終了。ハーフタイムの笛が鳴ると、「このまま終われば勝ちだよね」と笑顔でチョー楽観的な子どもたち。「そうだね...。でもまだ半分だからね。後半に点を取られたら負けちゃうんだよ」とチョー悲観的なヘボコーチ(笑)
 「まぁ、そんなにウマい話はないはず...」と逆転負けを覚悟して後半戦に送り出すと、あらら...3分もしないうちに追加点を決めてしまった...ウソでしょう!? しかし、やはり現実は冷酷。すぐに1点を返されて、1点リードのまま緊迫の展開。
 ここから残り時間、大活躍の子たちを引っ込め、初心者、新加入、女の子も含めた交代投入で必死の抵抗!!!。しかし、その途中出場の子たちも雰囲気に後押しされて大健闘。そして、3時間くらいに感じた(笑)長~い長~い15分間が終わって、初公式戦の初勝利が転がり込みました。
 アイドル歌手の応援でもこんなに大きな歓声は出ないだろう(笑)というほど、我を忘れて(笑)応援してくれたお父さん、お母さんたちはその瞬間、まるでW杯に優勝したような歓喜の大爆発。感激のあまり涙を流すママも。
 いや~やったね3年生。お父さん、お母さんを感激させることが目標だったけど、大会二日目にその目標を達成、最終日にはその目標を超えて、ついに大人を泣かせてしまったね。
 子ども自身も、親御さんも、今回の初参加の大会を通じて、スポーツには勝ち負けを超えたところに一生懸命取り組む意味がある、ということに気がついてくれたものと信じています。上手い子も下手な子も、経験豊富な子も初心者の子も、生まれつき運動能力の高い子もそうでない子も、強きが弱きを補って、一つの目標に向かって、皆で力を合わせて全力を尽して戦うチームスポーツの素晴らしさを感じてくれたことでしょう。
 試合後、子どもたちから、カントリーマアム・ミルクソフトと、フーツグミ・もも味、をもらいました。頼りないコーチもよくがんばったね、というご褒美だと思います(笑)。