タイ戦もいやな予感

 日本代表UAEにホームで敗れました。
 最初からいやな予感がしていました。TV朝日が今、盛んに流している過去のW杯アジア最終予選のプレイバックにある98年フランス大会予選。1勝1敗2分けで解任された加茂周監督に代わり、岡田武史コーチが昇格。就任直後のアウェイ・ウズベキスタン戦、奇跡的同点ゴールで何とかクビの皮一枚つなぎ止め、『今度こそ』の思いで迎えた3試合ぶりのホームゲームの相手がUAEでした。
 その試合でも立ち上がりから攻勢をしかけた日本が呂比須ワグナーのゴールで先制、「もう期待を裏切られる試合はこれで終わり」と思わせておきながら、セットプレーからヘディングを合わされて同点。試合はそのまま1-1で終わり、怒ったファンが、カズに生卵を投げつけたり、選手に向けてパイプ椅子を投げ込んだり、といった事件が起きました。
 今度もあのUAEか...何だかいやな予感、と思っていたわけです。アジアカップでもUAEには「シュートを何倍も打っているのに決め切れず相手のワンチャンスに泣く」という「日本のお家芸』丸出しで負けたしな~。さらに審判団がカタールと判ったとき、不安は増大。カタールは他の競技でも「中東の笛」と呼ばれるアンフェアな判定を平気で下すことで知られていところ。UAEのお隣さんだしね...。
 「ああやっばり」。吉田のファル、警告は???。あの自分から転んだ選手、イングランドなら「ヘタレ」としてブーイングされますよ。そしてあの幻のゴール。副審は絶対に見えないはずはありません。例えばカウンターから早い攻めで一気にゴール前へ、という形なら副審が戻りきれずボールがラインを割ったか否かが見極められないことはあります。しかしあの場面は、しっかり戻っていた後のプレー。本田のヘッドの折返しを受ける浅野がオフサイドになるがどうかを凝視している状況。ボールがゴールラインを割ったかどうか確認しづらいポジションにいるということは絶対にあり得ません。それなのにあれだけはっきりとラインを通過している状況を無視したということは「その瞬間だけ気絶していて見えなかったんです」という言い訳しかあり得ないでしょう(笑)。
 サッカーは本来11対11なのですが、11対14じゃかなわないですよね(笑)。
 まぁそうしたこともサッカーのうち、と割り切るにしても、日本代表が決定機に見せる貧弱なプレーには毎度、失望させられますね。香川のもたつき、清武のアウトサイドキックの空振り、どうでもいいところで「テクニシャン」なのに一番大事なゴール前でヘタ丸出し。
 PKにつながったプレー。最初にボールを奪われた長谷部が盛んに「自分の責任」といっていますが、取らて直接ゴールされたわけではなく、その後、しっかりカバーして複数の選手で相手を追い込んでいるわけです。そこで単独突破をしかける相手に雑な対応をしたことで墓穴を掘っている。取られた長谷部よりそっちの対応力が問題です。こちらもヘタ丸出し。両ゴール前でヘタなんだから勝つのは難しい。
 タイ戦、不安です。勝たねばならない日本がボールを保持して攻め立てる。きわどいシュートがタイゴールに向かって雨あられ。しかしシュートは枠を外れるかGKの攻守にはばまれ、何度かポスト、バーを叩く。そうこうしているうちにカウンター受け慌てた守備陣がファウルしセットプレーを与える。高さがない相手に油断したのか、ちょした守備の乱れをうまくつかれて失点。取り返そうとより果敢に攻め続け、クロスが何本もゴール前に送られるが合わず。再びカウンター受け対応するが、守備のバランス悪く相手を倒してしまいPK...なんてね。
 このところ、私の「負の予感」は残念ながら当たり続けているので、今度は「外れました。すみません」と謝らせて下さいな選手の皆さん。