あまり明るい材料がないなぁ

 タイ戦、嫌な予感と予想しましたが、とりあえず外れて良かったです。ネガティブ予想してすみませんでした。結果第一ですからアウェイで勝ち点3は文句なしなのですが、しかし...何だかモヤモヤしますねあの内容。
 二十何本もシュート打って2点。高温多湿、雨、ゆるいピッチ、笑える判定の審判(笑)、ホームで負けた後の重圧...言い訳はいくらでも見つかりますが、それにしてもねぇ。ええっ何そのキック...あんたたち素人?...みたいなミスが多いですよね。
 私が監督をしているアマチュアのチームでもよく説教(笑)します。勝っている試合で平気でチャンスの「無駄遣い」をするチームはチャンスの少ない大切な試合で痛い目に遭うぞ、と。だから、勝っている試合でも「惜しい」「ナイスシュート」と言いながら平気で得点機を逃すな、と。

 日本代表はタイ相手に12本のシュートで1点しか取れなかったのですから、より強敵と対戦してシュートが12本未満の場合、1点も取れない計算になります。しかも強敵の場合、森重、本田、香川が逃したような、中学生でも決められるような決定機は絶対に作られてくれません。シュート体制はもっと難しくなる。
 それと、シュートが絡む場面になって、最後に個の力で突破、シュートに持ち込めない貧弱さには毎度、失望しますね。日本アタッカーの中でも能力が高いとされているはずの本田も香川も、1対1なら絶対にかわしてシュートまで...という力がない。
 本田...左足を封じられたら、ただの選手でしたね。香川...どうでもいいバックパス、ヨコパスばかりが目について、私が相手監督だったら全然怖くないですね。いったい自分のチーム内での役割、何だと思ってるのでしょうか? ただの『無難なつなぎ役」なら、君でなく他の誰でもいいんだぜ、と言いたい。私が監督なら即刻、二人とも交代させてましたけどね。
 原口、宇佐見あたりには「目前の相手をやっつけてシュートまで行くぞ!」という意欲はうかがえます。そして実際、そういうプレーもしている。その点はいい。しかし、その意気込みは買うのだけれど、悲しいかな、シュートは枠に行かない。タイ相手にその程度であれば、強豪相手ではどうでしょう?
 森重がボールの空気圧をアピールした時のイエロー、不可解に思っている人もいるでしょうけど、審判の判定は正しい。プレー中に意図的にハンドしたのですから。
 ボールの空気圧に対する不備をアピールするなら、一度ラインの外に出すなどアウトオブプレーにしておかねばなりません。まぁボールは両チーム平等に関わることなのだから、森重の意図がわかれば、それを斟酌して、注意だけにとどめておき、両チーム平等のレフェリーボールで再開するくらいの度量が審判にあっても良かったとは思いますけどね...。杓子定規がウリの主審だったようですから(笑)それはムリだったようです。
 山口がハードワークしてくれたこと、少し明るい材料ですね。
 あとは...清武、柏木は香川と似たり寄ったりで決定打がないし、武藤、浅野、岡崎は誰が出ても「帯に短したすきに長し」だし、小林も国際試合ではいま一つだし...。やはり日本サッカー界の限界(笑)が見えてきますね。
 オーストラリアは、あのいやらしいUAEをきちんと片付けました。サウジにも「中東の笛」がついているようです(笑)。なんだか、ロシアW杯大丈夫なのかな...。