W杯予測-1

 さてさて、おなじみの日本代表W杯予想。まずは初戦のコロンビア戦。
 大会直前にやっとバラグァイの二軍に勝って「行ける感」出てきた日本、乾、香川のコンビネーションに期待してまぁまぁ頑張ることでしょう。だけど、何十年来続く「お家芸」である決定力不足、再確認することになるでしょうね。「それ、入れてよ」というシーン、いくつかあるはずです。
 多分、日本の頑張りで前半は0-0。しかも、結構惜しいシーンでシュートが入らず、という場面がある一方、DF陣はファルカオに厳しく行って効果的な仕事をさせず、解説者も「いい感じです」「後半に期待しましょう」と持ち上げるはず。
 後半も展開的には「けっこう行けるかも」と思わせる内容。それで、日本が主導権を握っている(かに思える)中、バスミスから受けたカウンターに対して吉田か槇野か長谷部が思わずファウル、あるいは間一髪でコーナーキック。その流れの中で、一瞬の隙をつかけてファルカオに押し込まれ、先制点を許す。
 「いや大丈夫、これまで流れを続けていけば十分に点を取るチャンスはある」と解説者。しかし、クロスまではいくものの、中で合わせる選手はなく、また、ゴール前で細々とパスをつないでいるうちにシュートのタイミングを逸していくことの繰り返し。本田のFKも決まらず。
 同点を狙って長友の積極的なオーバーラップがあるものの、その後の展開が迫力なし。それどころか、跳ね返されたボールが快速クアドラドの前に。長友が上がった後のスペースに走るクアドラドに対処するDF陣だが、カバーリングのわずかな隙を縫うようにハメス・ロドリゲスが絡んできて、翻弄しシュート。GK川島が一度弾くものの、再びファルカオが難しい体勢から足を伸ばしてゴールし0-2。
 後半35分過ぎ、次戦を考えて選手交代するコロンビア。逃げ切りムードの中、少し気を緩めて日本にCKを与える。本田のキックに槙野がヘッドで合わせて1-2。勢いづく日本、一点を狙って攻勢をかけるが、なにせシュートがみなボテボテ。コロンビアの攻守に跳ね返され続けているうちにタイムアップ。
 「日本、敗れるもコロンビアを追い詰めた」「セルガル戦に光明」みたいな見出しがスポーツ紙を賑わすことでしょう。