命を張って...と?

 憲法改正が自分の使命だと言うアベちゃん。先日の国会で9条に関してこんなこと言ってました。

 -----自衛隊違憲だと主張する有力な政党も存在する。自衛隊員に「君たちは憲法違反かもしれないが、命を張ってくれ」と言うのは無責任だ。----

 あーそうですか。ということは、戦争放棄、武力による国際紛争放棄を明言している憲法の下でも「自衛隊は正式な軍隊です、戦力です、武力です」と認めれば、それから先は堂々と「君たち、命を張って戦ってくれ、死んでくれ」と言える...ということなのですね。恐ろしい論理ですね。
 以前にも、正式な軍隊、戦力、武力と認めてあげなければ自衛隊員は誇りを持てない、士気が上がらない、という趣旨のことを言ってましたよね。ということは、これまで災害などで大活躍してくれた自衛隊員は、張り切って働いてくれたのではなく、「あーあ、どうせ俺たち微妙な立場だからな...」という感じで、誇りも持たず、士気も上がらない中で働いていたということなのですかね?。
 自衛隊員のキモチを満足させるための改憲? とにかく憲法を変えねば隊員のやる気は出ないの? そんなに彼らのキモチを焚きつけて命を張らせたいの?
 いつか改憲がまかりとおって、アベちゃんが隊員に向かって誇らしげに「これからは無責任ではなく、正面切って君たちに『命を張ってくれ』と言えるようになりました。どうか誇りを持って命を張る戦いをして下さい」と語りかける日が来るのでしょうか。