いつもの繰り返し

 サッカー日本代表、マリ戦でさえないバフォーマンスでした。辛口批評家と言われる人たちに格好のエサをまいた形(笑)。予想通りSジオさんが「すぐに監督解任を」と息巻いていました。W杯直前の監督解任コール、W杯ごとの恒例行事みたいになってきましたね。
 これまたW杯ごとの恒例行事になるのですが、私の「監督換えて済む問題?」コメント。恒例なので、とりあえず言いますが(笑)...選手のさえないバフォーマンスは監督のせいじゃないでしょう。日本サッカー界が抱える問題でしょう。誰が監督やっても同じです。
 ビッグネームと言われる選手でも所属チームで出番が乏しければ使わない。実績が少なくても、今現在、登り調子で結果を出していればどんどん登用する。これまでの監督が、口には出したものの、なかなか実際にできていなかったことを、ハリルさん有言実行でやっている。当然です、世界のサッカーコーチの常識。
 でも登用された選手が全然、結果を出さない。ハリルさんにしてみれば「あれれ、なぜ???という感じでしょう。試合後、呆然としていた心中、察します。他の国ならフレッシュな登用でグンとチームに加速がつくはずなのに、ニホンはどうしてそうならないのだろう?と考え込んでいるのではないでしょうか。
 考えてみれば海外組で結果を出しているといっても、一流チームで中心的役割を担っているわれでもなく、脇役としてそこそこ、と言う程度。もともと代表戦で光るほどの実力ではないんですね。Jリーグ得点王とかMVPも時々出てきますが、相手に何の怖さも感じさせません。
 つまり、これが日本サッカー界の実力、日本サッカー界が育てた選手の限界、ということなのです。32か国が参加するW杯。機械的に考えればFIFAランキング32位までの大会。日本は50位台なのですから。マリ戦も、そもそもあの程度、としてあまり過大な期待を抱かないことが大事です。