高校選手権、何とかならないですかね~

 全国高校選手権を見るたび思うのですが、全国四千何百校だかの中から各県を代表して...と言いますが、そもそも今、「県」にこだわる必要あるんでしょうかね。
 だって、県代表といったって、優勝した青森山田を筆頭に、地元出身者でチームを構成している学校なんてほとんどないわけでしょう。有力な中学生を指導者がいろいろと条件つけて奪い合って、全国津々浦々から呼んで集めた結果、力量のある子が多く集まった学校が勝つという図式じゃないですか。いい選手並べたところの勝ち。
 そもそも全国大会の出場校なんて、多かれ少なかれ、どこの学校も全国選抜みたいなもんで、誰がどこに行くかだけの違いでしかないわけでしょ。青森に行った子が、もしかしたら前橋に行ってたかもしれないわけだし。だから「県代表」なんて言ったって、学校の所在地っていうだけで、ほとんど意味ないと思うわけです。
 優勝した青森山田、部員が160人いるんですって!!!11制のサッカーで...。クレイジーとしか言いようがないですね。レギュラーがらみ以外の子たちは3年間、一体、何をするんでしょうね。でもそういうケースは全国出場校の場合、そこかしこにあるようです。まさか「耐えることも人生経験」みたいなまやかしで、試合には出られずに部費、遠征費の「金づる」にされているんじゃないでしょうね(笑)。
 それと、試合中にジャンジャカ鳴らされるブラスバンドの歌謡曲、何とかならないですか...。あれじゃまるで商店街のお祭りじゃないですか。サッカーのリズムに全然、合わないわけですよ「ウララ、ウララ~」なんて歌は。今時の高校生、そういうの「ダセー」って思わないんですかね。
 箱根駅伝といい、高校サッカーといい、世界から取り残される「ガラバゴス」化したイベント、思い切って変えましょうよ。