なでしこ、快勝でした。
オランダは力強いチームでしたが、ワンパターンでしたね。サイドからの強引なタテへの突破に日本が的確な対応をしたことで、戦力が随分、削がれていました。日本の守備の意識、よかったですね。ピンチには決してサボらずに、しっかりと戻ってスペースを埋め、体を張っていました。戦略を立てて戦う意義の大きさが改めてわかった試合でした。
前回のW杯以降、男子同様、ポゼッション優先の「緩さ」が目立ち、アルガルベ杯などでは、その緩慢さをスピーディーなプレーで打ち破られていましたが、そうした試練を経て見事に成長しましたね。ボール際の厳しさ、展開の早さに関しては明らかに改善しています。
男子もハリル体制で変身した..かに見えたのですが、W杯予選では馬脚を現してしまいました。かつての悪しきプレーが蘇ってしまいました。なでしこには、男子の二の舞を演じてもらっては困ります。これから厳しい戦いが続きますが、あの逞しいプレーを維持し続けてほしいものです。
ただ気になるのは、澤さん筆頭に年齢層が少し高いこと。岩淵さんら期待の若手もいますが、要所を締めているのはやはり30絡みのお姉さん方。彼女らにはいつまでも頑張ってほしい気持ちもありますが、彼女らが去った後を考えると心配になります。
卓球、ゴルフ、水泳、体操、レスリング、柔道.、重量挙げ...期待の若手女子が続々出ています。サッカーにも現れてほしいですね。
