まとめてお応えします(笑)

 サッカー指導の現場で最近、毎週のように「プレミアの解説しなくなったのですか」と聞かれます。先日、出向いた講演先でも、「毎週、楽しみにしていたのに、永井さんの解説が聞けなくて何だか物足りないですよ」と声を掛けて下さった方がいました。先週には、私が主宰するサッカークラブの投稿メールを使ってわざわざ「最近、ご登場が少なくなったようですが、ぜひ以前のように定期的にお聞きしたいものです」というとてもありがたい応援をいただきました(Sさんありがとうごさいます)。
 「永井さんの解説が一番、面白いですよ」という社交辞令は、これまでは顔見知りだからいただけるものと内心「割引き」で考えていましたが、ここのところ、見ず知らずの人からも出演回数が減ったことに対する激励をいただくようになりました。そこで、まぁ少しは私の解説を評価して下さる人もいたのだな、と思い、お礼の意味も含めて出演回数が減ったことの理由を申し上げておきます。
 みなさん「体調でも崩されたのですか?」とお気づかい下さいますが...ぜ~んぜん。いたって元気です。やる気もまんまんです。ではなぜ? 簡単です。新しく解説者を指名することになった役割の人が、私の解説が嫌いなだけです(笑)。
 え~っ好き嫌いの問題? 大の大人が?きちんとした評価がないの?...っと思われるでしょうが。そんなものなのです。世の中は。内閣改造だってアベ君の好き嫌いで決まっているじゃないですか。会社の昇進だって転勤命令だって、映画やTVの俳優やタレントのキャスティングだって、結局は指示する人の好き嫌いなんですよ、いろいろ理由は後付でついてきても。日本代表だってそうでしょ。本田、岡崎、遠藤、川島くらいは誰が監督になっても選ぶでしょう。だけどその他を誰にするかは、結局、選ぶ人の好き嫌い。代表選手の発表があるたびに「何であの選手が選ばれたのに、この選手が選ばれないの」と不満がある人は日本中にいますよね(笑)。私だってブラジルW杯の時、大久保選んだなら清武じゃなくてケンゴだろ~って叫んでましたから(笑)。
 そう考えると、世の中の仕事の多くは多かれ少なかれキャバクラのおネェちゃんと一緒(笑)。カネあるいは大小尊卑さまざまな権力を持っている人に気に入っていただいて指名されてナンボ...。ということで、私は「お気に入り」になれなかった、というだけのことなのです(笑)。
 もう「好き嫌い」だけはしょうがないんですよ、その人の感性なのですから。私が「良い」と思っていることがアチラにはそう思っていただけないということは、逆立ちしてもどうしようもないのです。
 チームの試合会場で声をかけてくださったTさん。「ギャラは交通費と上手い酒とカミさんの手料理ですけど、ウチのTVの横で個人的にプレミアの解説してくれませんか?」というお申し出、面白いですね(笑)。せっかく時間ができたから、そういうの考えてみてもいいです。
 ともあれ、ご心配いただき、応援のお言葉をかけてくださった皆様、本当にありがとうございます。自分を評価して下さる方がいることを知り、とても勇気づけられました。