W杯第一回予想2013/12/9

 W杯組み合わせ、決まりました。やってますね、某国営放送ならびに民放各社で「ニッポンはどこまで行けるのか?」という実におめでたい予想(笑)。
 なんでも、それらによるとグルーフリーグ突破は確実で、ベスト8も夢ではないとか(笑)。昨晩そういう夢を見てしまいました...という話ではなく、専門家として真面目な顔で予想している。ほとんど昨日、今日、ファンになった人と同じレベルですね。参りました。
 
 コードジボアールには皆さんが「勝てる」と!!!。へぇー、そうですか。私なんかプレミアリーグの解説でヤヤ・トゥレ(写真・上)の凄さに呆れている一人。規格外の身体能力がありながら、それを全然、前に押し出さず、技術の高さとセンスの良さで勝負する。しかし、ボールを奪おうと激しく競りかけるとカラダの強さでビクともしない。好調ニューカッスルで中盤を支えているティオテ(写真・下)も強くて凄い選手ですが、あのレベルでも代表ではなかなかポジションが奪えない。この2人が組んだらどれだけ怖いんだと思うわけです。「勝てる」なんてとても軽々しく言えません。
 
 ドログバを軸にカルー、ジェルビーニョと並ぶアタッカートリオもそれぞれプレミアで見ていますから、どれだけ破壊力があるか知っています。彼らを簡単に抑えられるとは到底、思えません。ヤヤの兄のコロ・トゥレは現在、好調リバプールの守りの中心。抜群の身体能力があります。
 トゥレ兄弟、ティオテドログバ、カルー、ジェルビーニョ....ちょっと日本選手とは次元が違う、というのが正直なところ。皆、プレミアやセリエのビッグクラブでスタメン張っているのです。「勝てる」予想をしている(迷)解説者たちは、彼らのブレーを見たことあるのですかね?
 ギリシャにも軒並み「勝ち」予想ばかり。しかし私はこのギリシャに一番、苦戦するのではないかと見ています。絵に描いたような堅守、速攻のチーム。欧州予選での失点が極めて少ない。がっちり引いて守られたとき、日本の「たらい回し」パスで崩すことは難しいでしょう。高さでも勝ち目はほとんどなし。圧倒的に攻めてはね返される、ということが繰り返されるうちに、不用意なヨコパス、あるいはミスを引っかけられて素速いカウンターから失点、0-1で敗戦、といういやな場面が見えてきます。
 さすがにコロンビアに「勝ち」予想はないようです。ファルカオは現在、世界屈指のストライカー。わかっていても止められません。ただ、ポイントは3戦目ということ。コロンビアが2勝して決勝トーナメント進出を決めていれば、選手起用も含めてスキがでることも。ただし、2位通過ではトーナメントで「死のD組」の1位と当たるので、1位確保を崩さない範囲で引き分けくらいは許してくれる(笑)かもしれません。
 さて、何かの間違い(笑)があって日本代表がC組の1位か2位になつた場合、トーナメントで当たるのがウルグァイ、イングランド、イタリアがいるC組から出る2チームのどれか。それぞれスアレスルーニーバロテッリという「超」ストライカーがいるチーム。(迷)解説者たちによれば。ここに勝ってベスト8進出ということになるのだそうです。あれ、そういえば先日、日本はホームでウルグァイに4点入れられていましたよね?