勝負するプレー

 日本代表、W杯決めましたが、なんだか消化不良感のある試合でしたね。最終戦イラク戦も。そのすっきりしない感の原因はやはり、シュートあるいは突破に対する積極性の希薄さでしょうね。バスは回るけれど....誰も勝負のプレーをしようとしない。足使ってジャブ打って、ポイントは確実に稼いでいるんだけど、決してロープ側では打ち合おうとしないボクサーみたい。
 ところで少し前になりますが、欧州チャンビオンズリーグ決勝、すごかったですね。久々に爽快な気分。コネコネとバスを回してねっとりねっちり攻めるスペイン系サッカーに辟易していたので、ガンガン攻め合うドイツ勢どうしの「撃ち合い」は面白かった。
 特にポゼッションでも、バス数でも、バス成功数でも、ぜんぜん下回っているドルトムントが、シュート数では互角に戦っているところに感動。つまり、パスがつながらないプレー、ミスも結構あるけれど、ゴール前には進出してシュートまでは結構いっている。いかにタテに勝負をしかける回数が多いかということ。要はバス回しの本数よりもゴール前の勝負だという精神。好きです、そういう姿勢。
 その勇敢なサッカーの印象がまだ残っていただけに、日本代表、余計に逃げと責任回避が気になりましたね。でも、本田、長友あたりは、そうではない精神を持っているようなので、期待したいです。我が港北FCの選手、勝負する精神はあるんですけどね....何せ実力がともなわないのでほぼ止められる(笑)。こちらは、回してもらった方が確実に点が入ることが多い(笑)。