万事、塞翁が馬

 私が指揮する港北FC、先週は苦しい台所事情ながらPK戦を制して選手権の駒を進めましたが、今週は逆にPK戦で敗退してしまいました。
 レギュラークラスの離脱が復帰せず、苦しい台所事情であることには変わりなかったのですが、今回はセットプレーから先制されるも、イメージ通りの攻撃で逆転、試合終盤にはペースも握って必勝パターン....のはずでした。
 守備意識を高めてチャンスがあればカウンターで追加点、という狙いで交代選手を投入してシフトチェンジ。まぁそう上手く事が運ばなくても、少なくてもそのまま逃げ切りは固いでしょう....あと10分なのだから....。と、思っていたら、やられました。終了5分前に追いつかれました。
 ということで交代は完全に大失敗。そのまま選手を替えずに引っ張れば、多分、逃げ切れたでしょうから、私の采配ミス。
 2部の決定戦、入れ替え戦、先週と采配がビタリとはまったことで、少し勘違いしそうになっていましたが、目が覚めました。かえってよかったのかもしれません、自分の采配がまだまだヘボであることが浮き彫りなって....。これで交代が当たって狙い通りカウンターの3点目が決まっていたりしたら、やはり少し勘違いしていたでしょうね。神様はちゃんと見ている。指揮官としてもっと精進が必要だと戒めてくれたのでしょう。
 これがW杯予選だとか、チャンピオンズリーグだとか、プロの試合だったら、私の交代策が大失敗ということで、さんざん叩かれるのでしょうね。場合によっては勝てる試合を落としたということで、クビが飛んでいるかもしれません。
 かのアレックス・ファーガソン監督ですら、勝率は6割台。我ら凡人は、采配が当たった外れたと一喜一憂してみても、大部分は「才能」など関係なく、運に左右されるようなものなのかもしれません。結局は、当たり外れ五分五分のあたりに落ち着くのでしょうね。
 ということは、我々凡人の場合、人間、万事塞翁が馬。いいこともあれば悪いこともある。最後は落ち着くべきところに落ち着くのでしょう。願わくば、大切な試合の時には良い運の巡り合わせになってほしいものです。