本当はまだ可愛い子どもだった....

 先日、大会のPK戦で敗退した小学4年生の采配について書かせていただきました。
 後日、改めて彼らの「晴れ舞台」の写真を見ました。日頃は、私の4年生のころよりはるかに上手で逞しく、しっかりした子どもたちだと認識しているのですが、改めてじっくりと写真を見ると、なんとまぁ小さくて可愛い子どもたちなんだろうと、あたり前のことに気がつきました。
 毎週のように顔を合わせて、日に日に上達していく彼らと接していると、どうしても「選手」という視点で見てしまいがちになります。ましてや、グルーブリーグでそれになりに勝ち進んだりしてしまうと、ついつい、監督とアスリートという観点で厳しい視線を向けてしまします。
 でも、写真に写る彼らのなんとあどけなく、小さく、幼いことか....。そう、彼らはまだ生まれてから10年しかたっていないのですね。そんな彼らに、勝ち点だ、順位だ、決勝トーナメントだ、PK戦だと、本格的な勝負の厳しさを体験させることが、果たして適切なのかどうか、あどけない写真の笑顔を見ていると考えさせられてしまいます。ましてやPKのキッカーに選ばれて勝敗の行方を託されることなど...どう考えても残酷だ!!!
 でも塾に行けば成績で席順が決まると言うし、水泳を習ってもバッジテストでランクが決められるし、お受験すれば合格不合格で悲喜こもごも....。サッカーの試合も弱肉強食....。なんだか生まれてすぐ天敵の脅威にさらされる野生動物とあんまり変わらないんだなぁ~人間も...などと考えてしまいます。