なでしこジャパン、アメリカに快勝しました。
W杯の勝利以来、五輪に向けて日本包囲網が確立され、難しい試合が続くであろうと想定されていました。私自身も、悲観論者の一人でした。しかし見事な試合を見せてくれました。
前線、中盤の守備意識が徹底され、アメリカが自由にゲームを作れない状況をつくりました。もともと細かなバスワークが上手くはないアメリカは、厳しいプレスにあうと頼みの綱であるワンバック、モーガンの2トップに良いバスが供給できません。この2人が機能しなければ怖くありません。ワンバックがじれて中盤に引いてきて、足元でボールを受けている状況ならタダの選手。
中盤の厳しいプレスから相手のミスを誘い、カウンターぎみにサイドから崩した攻めは得点には至りませんでしたが、見応えがありました。へなちょこバスばかりつないで誰も勝負しようとしなかった男子A代表よりも「勇気」は感じました。
ただ.....これはしょうがないのかもしれませんが...最後の突破力、ほしいですね。いいクロスが入っても、スルーバスが送られても、相手と競る形になると、ことごとくつぶされてしまう。イーブンの競り合いではまず勝てない。1対1でやっつける速さ、強さがない。
まぁ一気に高望みはやめましょう。何十回と負けていた相手に、堂々と戦って普通に勝ったのですから。
