またまた予想的中

 ギリシャ戦、ポゼッション率65%vs35%ながら引き分け...という予想、ほぼ当たりましたね。スコアは1-1ではなく0-0でしたが...。その前のコロンビアvsコートジボアールが2-1というのもバッチリ予想通り。今のところグルーブリーグのハズレはコロンビアvsギリシャだけ。誰か「占い師」として雇ってくれないですかね(笑)。
 さて、前半途中から10人になったギリシャ、守備の徹底という狙いが明らかになるとさすがに鉄壁でした。引いたギリシャを取り囲んでボールを回すニッポン....。どこかで見た記憶がある光景ですね。そう、日韓大会のトルコ戦です。あの時は11人どうしで1点リードされていましたが、引いた相手を崩して点を取らねばならない、という状況はまったく同じ。
 トルコ戦では遠巻きのパスは数多く回ったものの、シュート数自体はトルコとさほど変わらず、結局、得点を奪えず敗退したのでした。あれから12年。まぁ今回はあの時に比べてシュートまで持ちこむ回数は格段に増えたのですが....最後に決め切ることができない、という点では12年の進歩がありませんでした。
 全員で協調して、連動して、クロスまでは行くのだけれど、それを真ん中で決める人がいない...。「みんなで」「いい形」はつくれるのだけれど、一番大事な仕事ができる人がいない。でもそれが「自分たちのサッカー」だとかいって、なんだか納得しているようなところがある。満足するスタイル、形をつくりあげることと、勝負に徹するところがリンクしていない...ということでしょう。
 最終戦、コロンビアに大善戦するものの引き分け...という予想をしているのですが....この分だともしかしたら負けるかもしれませんね...。コロンビアのカウンターものすごいです。わかっていてもやられる鋭さがある。コートシボアール戦では相手のガツガツの強い当たりに相当、苦しんでいましたが、それでも徹底してカウンターを仕掛けていました。セットプレーで先制した後、厳しい中盤でのプレスからミスを誘いショートカウンターできっちり2点目をとっています。
 「さあ、後がないニッボン、4年間積み上げてきた攻撃的サッカーの集大成だ...」と「勝ちしかない」日本が攻めまくっていると、バッチリそのカウンターのワナにはめられてしまいそうです。負けなければ1位通過、というコロンビアにとって、もともと貧攻なのにリスクを犯して攻めてくるニッボンは、絶好の餌食だと思います。