マンU正念場

 先週のイングランドFAカップ準決勝では、予想を覆してマンチェスター・シティマンチェスター・ユナイテッドを破りました。マン-Uは立ち上がりから何度も決定的な形を作りながら得点できずに時間ばかりが経過。膠着した状態になった時に、魔が差したかのようなつまらないミスを拾われて失点、というよくあるバターンでした。
 あれれ、これって昨シーズンの港北FCではないか、と思わず独り言。県リーグで5つの引き分け試合がありましたが、そのほとんどがリードを守りきれずに、つまらないミスで失点したもの。しぶとくリードを保っていれば、勝ち点があと10も上乗せできたのに。昨シーズンの順位はここ数年で最低でしたが、それはこの引き分けの多さが原因でした。
 それにしても、ゴール正面でスコールズに不用意なヨコパスを送ってしまったキャリック、悔やみきれませんね。

頼れる大先輩の顔がチラリと見えたので、思わず安心してボールを預けてしまったのでしょうね。顔が見えたのが別の選手だったら、キャリックは用心して パスを渡さなかったかもしれません。このあたりも勝負の面白さ。

 キャリックのバスをひっかけて持ち込み、ゴールしたヤヤトゥレ、ここまで高額な移籍金の割には良い働きをしていませんでしたが、美味しいところを持って行きましたね。解説しながら「彼はもっと走らなければダメです」と苦言を呈しましたが、あの試合ではまずまず走っていましたね。

 さて、マン-Uに残るのはプレミア制覇とチャンピオンズリーグ。プレミアは残り5試合。しかし3,4月が無敗と好調のエバートン戦、それにアーセナルチェルシーとの直接対決を残します。チャンピオンズリーグは内田のいるシャルケと準決勝。どう乗り切るのか。
 明日(23日土曜)は、マン-U vs エバートン戦を解説担当します。どうやら5月1日のマン-U vs アーセナルは現地(ロンドン)に飛んでナマ中継をすることになるかもしれません。