勝ったけれど...

日本代表ガーナに快勝です。
それでも....Sジオさんではないけれど....ケチをつけたくなってしまいます(笑)。
まず、TVではガーナを「W杯べスト8の...」と何度も叫んでいましたが、2軍ですからね。エッシェンもギャンもボアテンクも来ていない。日本で言えば遠藤と本田と香川がいないようなもの。だから少し割り引いて考えねば。
 守備が課題、と言われながらあっさりと先制点を許しましたね。しかも攻撃がシュートまで持って行けずに受けたカウンター。一番気をつけねばならない、一番ありがちな失点バターン。
 例の酔っぱらっている(笑)解説者氏は「いいんですよ、選手が戻って来れていますから。ボールが足に当たって不運な転がり方しましたが、これでいいんです。選手は戻れています」と言ってましたね。
あのねMさん、戻っている途中で勝負をかけられたからこそ、日本の選手は自陣の方を向きながらプレーせざるを得なかったのですよ。そうなると、あのように何とか足に当てても処理し切れずに相手に有利な状況がつくられる。戻っている日本の選手が「戻り切らない」うちに勝負したガーナの理にかなった上手さだったのです。その前に長谷部が間一髪でCKに逃れたプレーもそうでしたね。
香川の1点目、遠藤の2点目、言いたくはないけど...相手GKのミスです。香川にはあんなにニアを空けるなんてあり得ないし、遠藤の時はお手玉。それはないよ、というレベルのセービングでした。
逆転はしたけれど、やはり先制点を取られたことと、取られ方が気になりますね。W杯ならあれで万事休すでしょう。あの日本の3点はW杯ではまず許してもらえない形と思います。
それより、カウンターでつくったチャンス...あれを決めたかった。清武はもともとポワポワシュートしか打たないから「またか」と思いましたが、柿谷からのボールを外した本田にはびっくり。圭祐おまえもか!!!という感じ。
この2戦、グアテマラもガーナも、日本の弱い部分を炙り出すほどの相手ではなかったですね。とはいえ、コンフェデのように強豪に本気でやっってもらうことはなかなか難しい。やはり常にブラジルだったら、イタリアだったら、メキシコだったら...と、現状に甘んじずに正しいイメージを持ち続けられるかどうかが大切でしょう。