子どもたちの将来は....

 集団的自衛権強行採決されました。
 ここで何度も繰り返していますが、「総合的に判断した」としてどんな立派な理屈をつけようとも、どんなにこちら側が正当だと主張できる理由があろうとも、日本に攻撃された側にとってみれば同じです。「アメリカを攻撃したのだから、そのお友だちの日本に撃たれても当然。こちらが悪うございました。もうしませんから許して下さい」とは絶対にならないのです。憎くしみと報復の果てしない連鎖が始まるのです。日本は自衛だけと思っていたのに、アメリカの戦いにも加勢するのだから、これからは危険な場所は予め叩いておかねば...と厚木や立川や横須賀だってミサイル飛んできますよ。
 かわいい子どもたちをお預かりしてサッカーを教える立場として、この子たちが将来、どこかの国の子どもたちと撃つ、撃たれる立場になると考えると、それだけは命がけで阻止しなければという気持ちになります。
 今日は論より証拠、ベトナム戦争に従軍し、戦果の惨さを伝えた名カメラマン、ホルスト・ファース氏の作品の一部を紹介しておきましょう。子どもが登場している作品を選びました。一枚目の写真、父親の手の中の小さな子は亡くなっています。これは映画でもドラマでもなく、まぎれもない現実です。撃ち、撃たれ、殺し、殺されることが始まれば、日本も例外なくこうなるということです。