ダメダメばかりで印象↘️

フロンタウン生田という施設を利用しました。Jリーグ川崎フロンターレが運営している施設です。施設自体はよいものだと思いました。人工芝ピッチ二面に室内テニス場、ダンススタジオなどが併設され、子ども連れ家族が遊べる公園も付帯しています。しかし、使用後の感想は心地よいものではありませんでした。

まず、サッカーのために借りたのに、事前にウォーミングアップできる場所がありません。施設にアップ場所がないこと自体はよくあることなので、選手たちは大抵、周辺のわずかなスペースや通路(コンクリー面であることが大半)を使って、とても不十分なウォーミングアップをします。

今回も空いたスペースを見つけてアップしようとしたのですが「それはNG」とのこと。どうやらピッチの周囲にジョギングコースが巡らされていて、そこを走る人たちがいるので、アップしているとランナーと激突して危険ということらしいのです。

見れば、サッカーのアップ用と思しきスペースがピッチ横にあります。「そこを使えないのか」と問うと「あれはフロンターレ関係の試合をする時のみ」とのこと。同じサッカーをするのに「よそ者」には使わせないというわけです。

驚いたのは、ナイターで使用するときには周辺住民に配慮してホイッスル使用もNGとのこと。練習試合でレフェリーを務めた私は仕方なく反則があると「ファウル!!! 」と叫ぶことにしたのですが、選手は相手プレーヤーのアピールなのかレフェリーのコールなのか聞き分けられずプレー続行もしばしは。「ファウル、ファウル、ファウル~!!!」と叫び続けてようやくプレーが止まる、という次第でした。

アップダメ、ホイッスルダメ...?いずれもサッカーにはつきものなのに...。試合後にピッチを出てミーティングをしようとすると「はいそこはジョギングコースだからどいてください」。係員がいつも監視している感じで、何かをしようとすると、すぐに「それダメです」とNGスタンバイをしている印象です。

何だかNGを出されに行った感じですが「いやなら来なければいい、それでよければどうぞ」ということなのでしょう。悲しいかな慢性的な施設不足に泣かされている首都圏のサッカーチームはそれでも48.400円!!!!という高額使用料を支払うしかないのです。

Jサッカークラブがサッカーを核にして地域の健康づくりを推進する、というコンセプトなのでしょう。だからピッチの周辺にジョギングコースを巡らせ、誰でも気軽にランニングできるようにしたのでしょう。しかし、そのことで肝心のサッカー仲間が実に不自由な思いをするというのはいかがなものか、と思いました。

ジョギングコース自体はいいものだと思います、問題はアップスペースなのですから「使用はフロンターレ関係の試合に限る」などとケチ臭いことをいわず、4万余もの使用料を取るのですから、たとえば30分限定で使用させるなどのアイディアはないのでしょうか?

フロンターレのレプリカを着た係員からあれもダメ、これもダメと言われけ続けていると、チーム自体への印象も悪くなります。