代表監督が変われば勝負強くなる???

 日本代表の監督がアギーレ氏に決まり、「きっと今度は....」という期待とともに、早くも「この4年間の失敗」はなかったこと、になっています。
  それにしても、原理事を筆頭に、日本代表の強化にかかわってきた人々の「失敗がなかったかのような顔」には呆れてしまいます。一体、何が問題だったのか....。日本サッカー協会最大のプロジェクトに関する責任は、未だに誰も取っていません。
 ザックは責任とって解雇ではなく、契約満了という形です。他のスタップも同じ。勝っても負けてもW杯で一度、契約は終わる、だから、はーい解散,,,という形でどこに、誰に、責任があるのか曖昧なまま!!!。そのくせ関係者は「ザックジャバンで~担当」みたいな肩書きを見せびらかして次の仕事に就く。ダメでしょ、世界の舞台で恥ずかしい大失敗した人たちが、のうのうと次の仕事につけるようじゃ....。
 みなさん、そう思いませんなか?失敗しても成功しても、関係ない。そんなお遊びみたいな仕事なんですか、日本代表の関係スタッフって。本来なら端から端まで、関係者は総辞職でしょう。優勝だとか、ベスト4だとか、軽々しくメディアで流布させることを止められなかったという意味では広報スタッフだってクビですよ、本来。それくらい、責任と自覚を持って取り組んでもらいたいわけです、仕事って。
 中でも一番、呆れて呆れてイヤになるのはアギーレに「日本人の良さみたいなものを活かしながら、勝負強さみたいなものを育ててもらいたい」という原理事の発言。この場に及んでまだ「日本人らしさ」なんていってる。そんなの、イッコーさんじゃないけれど「マボロシ~」だったことがはっきりしたじゃないですか。テクニックだって、敏捷性だって、組織力だって、団結力だって、日本のそれは相手を上回るどころか、ごくフツーのレベルだったということがわかったでしょ!!!
 さらに呆れるのは「勝負強さみたいなもの」が招集日数が限られる寄せ集めメンバーの代表チームで、監督が代われば簡単に醸成できると考えていること。原理事、アナタ本気で言っているのですか、そんなこと。監督が代わって一気に勝負強くなった代表チームなんて、見たことありません。シュートの精度もそうだけれど、勝負強さなんて、代表レベルで選手をいじってもどうなるものでもありません。幼い頃からの育成環境の積み重ねで形作られるものなんです。
 そういう根本的なことに思いが至らず、とりあえず2014年以降、体か空いている人...の中からアギーレに2億いくらかの年俸を積んで(そんな簡単な交渉、私だって成功できますよ・笑)、それで「仕事しました」みたいな顔している人が強化の最高責任者なのだから....チームの到達するレベルもそれなり(笑)ということなのでしょう。