勝ち負けいろいろ

 自民党、圧勝しました。原発推進国防軍設置、増税....でいいんですね、みなさん。後で文句言うのなしですよ。
 まぁ経済立て直しが急務であることには異論はありませんが、それと引き替えにものすごく大きなものを引き渡したような気がします。「幸せの国」ブータンも、急速な経済発展とともに、数々の社会問題が噴出して、先進国並みの状況になってきたとか。
 ヒトとは、バンのみにて生きるにあらず.....ではなく、あくまでパンのみに目がくらんでしまう生き物なのですね。少年サッカーでも、ただ勝てばいい、というチームが結局、大勢の部員を集めたりしますから....とにかく、勝ち組になびいていれば何とかなるだろうという発想でしょうか。
 そのうち、HGウエルズが「タイムマシン」という映画で描いたように、皆が一つの方向に疑問も持たずに誘導されて、最終的には食用人間になってしまう、という未来がやってくるのかもしれませんね。
 アベさん、こんどは大手を振って自衛隊を攻撃できる「軍」にして、日本人も積極的に他国の人を殺人できることを推進するのでしょうね。一度、歯止めがとれれば、あとはいくらでも「理屈」はつけられますからね。自衛だとか、防衛だとか、非戦闘地域だとか、所詮は言葉遊びですから。そのあたりの日本語のこねくり回しについては、天才的な力を発揮しますからね。いすれにしても勝てば官軍、もう止めようがありません。
 さて、東アジア選手権の日本代表、レギュラーを狙う若手のオーディション的大会。確かに代表入りを期待される若手たちのキラリと光もの、見えました。柿谷、高萩、原口....。ただし、あくまでもキラリと光るだけ。試合は90分の勝負なので一瞬だけ光っても不十分。というか、光っていない時の方がむしろ大事。結局、その光っていない時間帯のオソマツさでせっかくの2点リードを追いつかれてしまいました。
 こちらは自民党と違って3-3-の引き分け。その光っている時、以外の時間を「並以上」にしてくれれば、試合も勝てたし、代表レギュラーも実現するでしょう。なにせレギュラーの方も、その光っている以外の時間帯がダメダメで、ブラジル、イタリア、メキシコにまんまとやられているわけですから。そこが大事なんですから。
 勝ち、引き分け、ときて次の「負け」は我が港北FC。神奈川県1部に昇格して以来、わずか1勝。先日も負けて現在3連敗。平均失点3。ズタズタです。ズタズタと書くと、相手に翻弄されての失点のようですが、違うんです。毎回、判で押したように同じ形でつまらぬミスから相手に献上する失点。
 「これだけは厳禁」「同じことをやっては絶対ダメ」と繰り返し注意しているのに、飽きもせず同じ形で失点するのですから、私の指導がまったく行き渡っていない証拠。笛吹けど踊らず、とはまさにそのこと。指導力不足監督失格民主党党首と同様の悲惨な状態。
 どうしたてらこんなにジミン、ジミンと簡単になびかせることができるのか? 原発推進でも、軍備増強でも、増税でも、それでも「あなたの言うこと聞きます、あなたに期待します」と人々がひれ伏す要素は何なのか?教えてよアベさん。