世界ランクは実力通り

 メキシコ戦、またもや完敗でした。
 香川、岡崎、序盤に好機がありましたが、やはり決め切れない(???の判定もありましたが)。逆にエルナンデス、一番小さいのにヘッドで2得点。入れるべきところではきちんと入れる。この差、とてもとても大きいですね。
 日本はあいかわらずバスはそこそこつながる。だけど、勝負どころで個人で突破できない。する勇気もない。だから最後の最後までパスがつながらないと結局、お手挙げになってしまう。ドスサントスが中に切れ込んでシュートしていたのとは大違い。
 本田が「最後は個の力の勝負だから」といっていましたが、まさにその通り。誰も勝負をしかけることができないからゴール前にまったく迫力なし。唯一、岡崎がその意識あったようですが、気持ちがある選手は技術が追いつかない。切れ込んでシュートまでいくと無理に無理が重なって体のバランスがガタガタに崩れてしまう。香川も面と向かってがっちり構えられると何もできませんね。
 あと1年で個々の突破力が急激に伸びるはずはないので、1年後も結果は今回とそう大きくは変わらないでしょう。他の国々も必死で強化してきますからね。日本だけが1年で格段に伸びるということは考えられない。組み合わせの幸運を祈ります。
 やはり日本は世界ランキングに相応の実力なのです。うまくいってベスト16。へたをすればベスト32。このことをしっかり自覚することが必用です。シュートレンジで相手をかわしてシュートにもっていける選手が一人もいないのにベスト8なんてぜったいに無理。ファンとメディアの期待値はとっくにベスト8に行ってますけどね(笑)。