プレミアリーグのチェルシー、ビンチです。
ここ5試合で1勝4敗。下位のクイーンズパーク戦では2人退場イエロー7枚で敗戦、ライバルのアーセナル戦では信じられない5失点、上位対決のリバプール戦では終了3分前に逆転ゴールを決められ、チャンピオンズリーグのレバークーゼン戦でも先制しながらアディショナルタイム(ロスタイム)に逆転ゴールを奪われました。
どうしてこれほどまでに悪いことがつながるのだ???とビラス・ボアス監督は天の神に理由を請いたくなる心境でしょう。当然、現地メディアでは「いつまで首がつながるのか」という話題で持ちきり。思い起こしてみれば、開幕当初はアーセナルのベンゲル監督が同じ境遇でしたね。やることなすこと裏目に出てしまい、全てうまくいかず、チームはかつてないどん底状態に陥りました。
トップレベルの名指揮官たちと同列で語るのは、はなはだ恐縮なのですが、私が率いるアマチュアチームもまったく同じ境遇なので、「なぜだ!!!」という気持ちよくわかります。誤審とか、不運な展開とか、それは皆同じに遭遇するという覚悟はあるのだけれども、でも、なぜ同じことがよりによって二度、三度、四度と続くの......という納得のいかない不運。
でもベンゲル監督、見事に挽回しています。一時は降格圏の順位まで落ちたのに、今は7位まで上げてきました。さすがです。一方チェルシーは5位に後退。優勝を義務づけられている立場としては「不的確」なのでしょうが、「やはり若すぎた」と言われないためにもビラス・ボアス監督、踏ん張ってください。
そして私。残り2試合で2勝しなければ自力での残留が難しい立場。ビラス・ボアスの心境を理解しつつ、ベンゲルの采配にあやかって、良い結果がでることを念じましょう。