何が起こるかわからない

 私の指揮する港北FCは12日神奈川県リーグ2部の試合で1-1の引き分けに終わりました。1-0とリードしていながらアディショナルタイム(ロスタイム)が約3分過ぎてから同点ゴールを奪われました。競り合いでこぼれたボールがたまたま相手の足元に転がり、それを崩れた体制から一か八かという感じで蹴られたシュートが約30m飛んでゴールに入ってしまいました。
 相手の攻撃をきちんと防ぎ、ポゼッションも優位に進め、得点もきれいに崩して奪い、うまくまとめていた試合だっただけに、とても悔いが残りました。どれほど自分たちのペースで試合ができていたとしても、やはりサッカーは何が起きるかわからない。10年に一回、入るかは入らないか、というスーパーシュートがその瞬間に入ってしまうこともあるのです。だから、きちんとチャンスを確実に活かして2点目、3点目を奪っておくことが必要なのですね。
 それにしてもアディショナルタイムの失点には泣かされます。以前も神奈川県選手権のトーナメントで、やはりアディショナルタイムが2分以上過ぎてから同点ゴールを奪われ、PK負けしたことがあります。主審がどのような基準で時間をストップしているかはわかりませんが、特にトラブルがあったわけでもなく、大きな負傷があったわけでもなく、選手交代にしても数十秒で済むわけですから、3分、4分の時間ロスを取る理由がよくわからない。
 ともあれ、そういう理解不能なことも含めて、ホイッスルが鳴るまでは何が起こるかわからない、という強い警戒心が必要であるということは、再度、確認しました。
 前日、プレミアリーク・マンチェスターUエバートン相手にずっと3-1とリードしていながら、やはりアディショナルタイムで3-3に追いつかれています。マンUにして一瞬のスキあり、アレックス・ファーガソンにして落とし穴あり。それなら日本のアマチュアでも----と言い訳してはいけませんね。