W杯-2

 日本、勝ちましたね。私の予想通り1-0。得点はセットプレー絡みと予想していましたが、流れの中から、しかも、狙い通りサイドからのクロスで挙げた得点ということで、岡田采配、見事です。よく「日本らしいサッカー」などといわれている、短くパスをつないでビルドアップしていくスタイルを捨て、ワントップの本田に預けてからの速攻という、いわばイタリア的な戦い方を選択したことが功を奏しました。
本田選手、トラッブが乱れてボールが右足に当たっていますが、それがシュートの時には左足の前にきちんと転がってくるあたり、本人の弁ではないですが「持っている」かもしれません。

 オランダ対デンマークも私の予想通り2-0でした。しかも2点目の入った時間帯までびったり予想通り。トトをやっていたら大もうけだったかもしれません(笑)。それはともかく、オランダ強いです。息つく暇を与えず攻めまくるという姿勢が驚異ですね。しかも選手一人ひとりが、接触プレーをしながらのボールコントロールを乱さない。かなり激しく競り合いながらでも、ボールを失うことなく、しかも厳しいパスをどんどん通してくる。2戦目で決勝トーナメント進出を決めてしまおうとする勢いに日本がどれだけ対抗できるでしょうか。

 イタリアと引き分けたバラグァイの堅守速攻は見事でした。ただ受け身で守り続けるというのではなく、奪って速攻というイメージが体の芯まで徹底的に染みついている。ワナを張って目を光らせて待っていて、ワナにかかった瞬間に怒濤のように攻めに転じるという迫力がある。高度な技術で縦横無尽のサッカーをするブラジル、アルゼンチンという南米のサッカー大国に対抗するために、自然に培われた方法論なのでしょう。