横浜市のスポーツ振興課....市民のスポーツ振興してる?

 前回、マリノスジュニアユースが主たる練習場所をマリノスタウンからしんよこフットボールパークに移転することに関して、神奈川県グラブジュニアユース連盟加盟チームとして遵守しなければならない事項を無視していると紹介しました。
 この件について、市のスポーツ振興課に「所属連盟の遵守事項を無視して強引に練習場所を移転するというマリノスの行為に関して、市民のスポーツ振興を推進する立場としてどうお考えか」と問いただしてみました。回答は以下の通りです。
 「私たちは“市”ですから“県”の連盟がどうこう言われても関知しません」
 まぁ相手はささやかな権力を手にして悦に入っているしがない“小役人”ですから、その手の反応になることはある程度、予想されたこととはいえ、あまりにオヤクショ的な「お約束」回答だったので、こう突っ込んでみました。
 「そうですか。“県”の組織でどんなに悪さをしようが、どんなに迷惑なことをしようが、市の施設利用には関係ありません、というのですね。“市”としては、“市の規定”さえ守ってお金を払ってくれれば利用を許可すると。“市”の枠の外で何をしようが、知ったことではない、ということなのですね?」
 もちろん答えは「そうです」。かなり力強い(笑)口調でした。
 あ~あ。“市”のスポーツ振興の最前線の担当者の考えが方がこれです....こんな人にスポーツ振興を託して税金で給料を払っているのです。脱力してしまいますね。
 人口370万人を抱えながら、スポーツセンターは各区に一つずつのみ。単純計算で一施設に約20万人。正規の広さでサッカーができる市営サッカー場、運動広場は7箇所。単純計算で一施設に約52万人。こんな悲惨な状況を長年、放置し放題で、マリノスがグラウンド手配に関して泣きついてきたら、一般市民を排除すればいい、という乱暴な策しか推進できない。ルール違反をする行為を「県のことだから市は知らない」とうそぶく。
 ドロドロの土のグラウンドの中にデーンと野球のマウントがある本牧市民公園グラウンド。海外のサッカープレーヤーが見たら卒倒するような施設(笑)。それでも「抽選に当たった」と喜んでいるのが東京に次いで日本で二番目に人口が多い、サッカーW杯の決勝をやった都市のスポーツ愛好者なのです。
 すべて市のスポーツ振興課の立派な仕事のおかげです(笑)。