イルカの捕獲、ステーキ、フォアグラ

 イルカの捕獲方法がなんだかんだと批判を受けています。捕鯨についても何かと日本への風当たりは強い。とにかく一部欧米社会のイルカ、クジラたちへの愛情は並々ならぬものがあります。
 確かにイルカは可愛いいし、賢い。私も好きな動物のトップランクに位置します。しかし、血の滴った牛肉を筆頭にブタの内臓やトリの心臓をガツガツ食べて、人工的に肥大させたアヒルの肝臓を美味だ珍味だとうそぶいている人たちの「賢い動物は食べてはいけない」という論理にはなかなか納得しがたいですね。
 では知能指数どれくらいで食べてい、いけない、のラインを引くのでしょうか?ベイブみたいに賢いブタがいたら、食べないの? 反対にデキの悪いクジラなら食べていいの? それって勝手な命の選別ではないの?では、地球に酸素をせっせと供給してくれている植物はガンガン食べていいの? 「生命」という概念のどこにボーダーラインを引くの?
 シーシェパードなる人たち。アンタたちの論理はわかりました。ならば、日本の捕鯨船ばかり狙い打ちしないで、日本の海にやってきて希少なサンゴを根こそぎ強奪していく中国船を攻撃してくださいよ。こっちこそ 地球的レベルの損出なのですよ。ええっ、サンゴ保護じゃセレブから寄付があつまらないって?
 あのさ、セレブって、みんな毛皮着てるんだぜ。ミンクだなんだって。これ「皮ハギ」でしょ。ハリウッド近辺じゃ干ばつで庶民は取水制限しているのに、プールに並々と水を入れて、広大な芝生の庭に水まきして、顰蹙をかっているんだせ。州から罰金が科されるんだけど、そんなはした金、いたくもかゆくもないさって、即金で支払ってガンガン水のムダ使いしているらしい。そんな人からカネせびって、やってることは日本の狙い打ち? そもそも君たちも「革靴」履いてるよね(笑)。それ何のカワ?
 ともあれ「隣人を愛せよ」って宗教を崇拝して戦争に行く人たちですからね。従軍神父が「祝福あれ」って祈って人殺しにでて行く。カミが食すためにつくりたもうた動物は食べてもいいらしいんですけどね(笑)。
 でも、このように、本人はマジ顔で「正しい」と信じていることが、他者から見れば滑稽きわまりない、なんてこと、よくありますよね。日本対外国の話だけでなく、日本人同士でもあります。だから主張し合うだけでなく、理解し合うことが大切なのですね。