寮生活がないことが珍しい?

全国高校サッカー選手権で優勝したチームの部員は全員、地元出身で、寮住まいの者は一人もいないのだそうです。それが「特筆すべきこと」として採り上げられています。そういう世の中なのか....と思います。
寮住まいがいないメンバーによる優賞が特筆すべきことということは、つまり、全国大会で勝つような学校は、ほぼ全部が寮住まいの学生によって構成されているということです。寮住まいということは、自宅を遠く離れて通学するということ。言い換えれば、スポーツの技能で全国から集められているということです。
スポーツの技能で集められる....これって、学生のやることですか?プロではないのですか?金銭という報酬は(表面上は)受け取ってはいないようですが、スカウトされて集められ、寮に住まわされ、一般学生とは別のカリュキュラムでスポーツしていれば単位がとれるようになっていて、指導者もチーム管理にほぼ専念、人工芝の専用グラウンドとナイター照明を存分に活用して毎日、練習。プロと変わりないでしょう。というか、JFLくらいだったら、それ以下、の活動環境のところはいくらでもあるくらい。
 そういえば先日、プロ野球で注目の新人が球団の寮に入寮する様子がスポーツニュースで流れていました。感想を求められたその選手が一言「狭いっすね」。床や廊下には収納できない彼の持ち物がゴロゴロ。何でも高校時代に入っていた寮はもっと広かったのだそうです。
 ええっ、プロの寮よりも高校の寮の方が広いの!!!!!。笑えない現実です。そこまでして選手は集められているのですね。そんなことでいいいのですかね高校スポーツ....。