カウンターが武器ですが.....


 五輪代表、モロッコにも勝って2連勝です。永井選手、流れの中では少しミスも目立ちましたが、ここ一番、持ち味の速さを活かす場面で結果を出しましたね。清武選手、未だにバススピードと突破の意欲に難ありですが、あのアシストはフワフワキックでOKでした(笑)。
 さて、スペイン戦、モロッコ戦とも、日本の戦い方はまず守備。相手の攻撃を受け止めてからのカウンカーが効力を発揮しました。実際、挙げられた得点はセットプレーるとカウンター。決定機もほとんどカウンター。私は、とても良い戦い方をしていると思うのですが、いわゆる「自分たちのサッカー」「つないで崩すサッカー」「人もボール動くサッカー」を理想としている人たちは、この現実をどう受けと止めているのでしょう?
 南アフリカW杯で岡田ジャパンが堅守速攻でベスト16に進出した時、「結果は出たものの将来につながらない内容」と批判されました。「岡田の采配は現実的で実につまらない」とも言われました。以前から、カウンターを狙う「リアクョンサッカー」は、イニシアチブを握って攻め崩す「アクションサッカー」よりも低級である、という認識が日本のサッカーファンの中にあるようです。
 今回の五輪代表がこの先もスペイン戦、モロッコ戦のようにカウンターを武器に勝ち進んだとしたら(その可能性は、アクションサッカーして勝ち進むことより非常に大きい)、ファンの評価はどうなるのでしょうね?やっばり「将来につながらない、つまらないサッカー」と批判されるのでしょうか?