日韓戦

 少し遅くなりましたが、先日の日韓戦についての感想です。3-0はびっくりしましたね。37年前の日韓戦で4-1という試合があって、その時の驚きも鮮明に覚えていますが、それ以来の3点差。
 香川、本田、李の3人が絡むと、ちょっとやそっとではボールが奪われず、追う韓国選手が翻弄される。そういう状況。ポゼッションしながら機を見て守備ラインを突破していく攻めは、本田選手が「できすぎでした」と言うほど理想的。あのような試合展開が常に出来れば、いいですよね。
これまでと何が違うかと言えば、それは明らか。ゴール前でのフィニッシュに絡む動きとコントロールです。1点目、李選手が際どいポジョンに走り込んで遠藤選手からのボールをヒールで落としましたが、このプレーを正確に出来る選手がこれまでなかなかいなかった。そして、それを受けた香川選手の見事なボールタッチ。DFに囲まれても何のその。あの場所で一瞬のうちに左、右とダブルタッチができるのですから、たいしたものです。
 日本はずっとずっと、中盤からフィニッシュの手前までの組み立ては上手かったのです。ただ一つ、フィニッシュにからむプレーと決断力、突破への積極性だけが課題でした。そう、ちょうど岡崎選手が放ったシュートが外れた場面がこれまでの日本のサッカーの象徴。香川、本田、李が、その雑さ、適当さを解決してくれた。そうなれば、後はどんどん点が入るでしょう(楽観論すぎる???)。
 しかし!!!底の浅さも見えてしまいました。交代で入った阿部選はともかく、家長、細貝の両選手はまったく期待はずれ。特に家長選手はヨコとウシロが大好き。マエに進めませんね。アピールしてポジション取りたくないの? 勝っている試合でテストされて、それで安全第一していてどうするの?あれではダメです。

 岡崎負傷で起用された清武選手、なかなかいい動きしていましたね。本田選手の得点をアシストしたワンタッチのパス、よかったです。しか~し。ちよっと...いや、ちょっとどころか、すご~く遠慮しすぎ。本田に声かけられたら必ずバスしちゃう。まぁ無理もないですけどね。本田コワいし。U-22から昇格の身としては、ホンダさんに「だせっ」って言われたら出しちゃいますよね。びびっているのがバレちゃいました。もう少し自分で突破するプレー見たかった。その力あるのだから。