乗り越えました

 地獄の一週間を乗り切りました。
 火曜の遠野市柳田国男遠野物語の舞台とあって、とても趣のある町でした。駅近辺の町は古風な日本家屋の造りに統一、いたるところに遠野物語の「かっぱ」をモチーフにしたオブジェがあり心をなごませます。サッカーが盛んな町としても知られることから、聴衆にも多くのサッカー関係者が。先生方との二次会の後、サッカー素関係者の方々と深夜まで三次会。サッカー解説者のあり方などについて、鋭いつっこみを入れられました。
 木曜未明に解説を担当したプレミアリーグでは、アーセナルが見事なポゼッションでストークシティのフィジカルフットボールを封印、なるほど、相手にボールを渡さなければ、ぶつかり合いの勝負に持ち込まれることはないのだと、改めて納得。港北FCもこのような試合運びができればなぁと思いました。
 朝8時から昼の12時まで新橋駅前のカプセルホテルで仮眠を取り、午後、八幡平へ。講演の前後も移動の車の中でお世話役になってくれた佐々木さんと果てることのない教育談義をしました。夜が明けて窓から見渡した岩手山付近の風景が見事でした。

 金曜のナイター練習でチームの最終確認をして日曜の県選手権に備え、一夜明けて土曜に二戸市へ。青森新幹線開通のためか座席の確保に苦労し、やむなくグリーン車を利用。贅沢な座席のスペースを活用して爆睡。二戸の先生方とも、もちろん二次会で教育談義。地元産のトマトの何と美味しかった事。あれを使えば子どもの トマト嫌いは絶対になくなりますよ。
 夜11時前に帰宅。すぐに気持ちを入れ替えて翌日の県選手権のゲームプランを確認。テクニックを活かした突破力に優れた相手に対する守備戦術を徹底することを決意。問題は監督・永井の精神的疲労(笑)。勝負への集中利欲が高いレベルで維持できるかどうか...。
 日曜日、選手たちはやってくれました。確認した守備戦術を徹底したことで、失点は何とか阻止。セットプレーから1点をもぎ取り、ベスト8に進出できました。一週間の疲れも吹き飛びました。帰宅して少しだけ仮眠と思っていたら、2時間も爆睡。夕方に目を覚まして23時入りのプレミア解説に向かいました。マンチェスターシティがホームゲームにもかかわらず、覇気のない試合運びで下位のフルアムと引き分け。シティに少し失望。
 ともあれ、ハードな一週間が終わってほっと一息です。